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2011/04/05 (Tue) 09:59

エンターブレイン
2010年12月

ネットで話題騒然の『まおゆう』が遂に登場!

王道RPGにおけるオーソドックスな対峙---
片や、剣と魔法を自在に操つり、一人で一軍にも匹敵すという、勇者。
片や、魔界のすべてを統べる、魔王。

魔界にそびえる魔王城、その奥深くにある謁見の間。
魔王のあまりにもありがちな問いと、勇者のわかりきった答えから、全世界を巻き込んだ魔王と勇者の冒険劇が、いま始まる。

書籍化にあたり著者である橙乃ままれ自身による大幅な加筆修正はもちろん、この作品に惚れ込んだゲームデザイナー桝田省治が全面監修。 この物語を見ずしてファンタジーは語れない!?






昔は「ドラクエ」とか「FF」とか、よくやりました。
でも、魔王とか倒した後、本当にめでたしめでたしとなったのか…。
まあ、そんなことは考えもしませんでした。クリアの満足感だけで。
この本は、あえてそんなことを現実と摺り合わせて考えた物語といえるのではないでしょうか。
ファンタジー小説よりも現実寄り。そんなところが新しいかもしれません。
形式も変わっていて、場所と会話文と擬音だけでほぼ構成されています。
シナリオから「動き」の解説を取り除いた形というのでしょうか。なので、登場人物たちの動きには若干の想像力が必要かも。(特にアクションシーンでは)
世の中の仕組みについてわかりやすく物語に絡めて書かれていて、池上彰さんより一段敷居が低いかもしれません。

内容★★★


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