2011/04/03 (Sun) 13:47
マガジンハウス
2009年11月
民主党政権になり、多くの人たちが今「これからの日本」を考えている。そんな絶好の時機に、「日本がもし100人の村だったら」、この村はどうなっているのか。過去と比べて、未来を予想して、海外とも比較して<日本の最重要課題>を「100村方式」による数字で語らせたのが本書です。今回は、「社会をわかりやすく解説する」第一人者、池上彰さんが著者となり、「100人の村」の池田香代子さんには対談で、さらにこの村の問題点を語り合っていただきました。とくに小泉政権以降の、雇用や医療や教育における「格差」「貧困」などが問題となり、「100村」もそうした身に迫る重大なテーマを中心に構成を立てました。項目立てを明快にし、<もくじ>も設け、文中には欄外に池上さんのミニ解説を付けました。ラストには、すでに始まっている低炭素社会やコミュニティのいくつかの動きを紹介し、未来へ希望をつなげています。1億総中流社会が崩壊し、いろいろな人がいるこの村での、あたらしい社会のあり方が模索されています。
もくじは以下の通り。
人口減少/少子高齢化/外国人/人口と富の集中/産業/地方と国/NPO/教育/消費/宗教/世帯/未婚、離婚/雇用と収入/社会保障、富の再分配/医療、福祉/犯罪と自殺/住宅/メディア/エネルギー効率/農林水産、自給率/バーチャル・ウォーター(仮想水)/低炭素社会/コミュニティ
あとがき対談 池上彰vs.池田香代子 政権交代後の希望の「100人の村」
単に何万人とか書かれるよりも、100人のうち何人が~、と書かれているほうが確かにわかりやすいです。
そうすることで浮き彫りになってくる事実。
グローバルな視点を養うのにはよいと思います。
でも、数字だけで一喜一憂しててもいいのかという不安を感じたのも事実。
現実数字に出てこないマイノリティーは存在するわけだし…。
いろいろ考えさせられました。
内容★★★★
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