2011/04/06 (Wed) 21:12
双葉社
2011年2月
フリーライターの舞は不妊が原因で離婚し、アパートに引っ越してきた。傷心を抱えながらも、向かいのアパートに住む耶知子さんというパワフルなおばあさんと交流が始まる。耶知子さんは不思議な力で、身近な人々の「最期」にまつわる心のすれ違いを解決させてゆく。そんな耶知子さんと過ごすうちに、舞はライターとして書かなかればならない本当に大切なことを見つけていた。この世に残すことができない新たな命の代わりに、自分にしか残せないものを―。日本ホラー小説大賞(短編賞)受賞作家が贈る優しく切ないファンタジックミステリー。
表紙のイラスト、タイトル、いきなりブラを真っ二つに切られてしまうオープニングにすっかり騙されました。
実は「死」という誰にも避けられないお別れについて考えさせられる、真面目なお話でした。
双子のエピソードで泣かされ、ラストのエピソードでは号泣させられました。
内容★★★★★
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