2011/04/05 (Tue) 18:31
ポプラ社
2011年1月
私はこの世界の小さいところから歩いていくよ
大学を卒業した私は、田舎に戻り「ひとをきれいにする仕事」を選んだ。けれども、お客は思うように来ず、家では化粧嫌いの妹との溝がなかなか埋まらない。そんなある日、いつもは世間話しかしない女性が真剣な顔で化粧品カウンターを訪れて――いま注目の著者が、瑞々しさと温かさを兼ね備えた文体で、まっすぐに生きる女の子を描く、ささやかだけど確かな“しあわせ”の物語。
宮下さんの文章は、すっと自然に懐に入ってくるというか、読み始めてすぐに自分が主人公になってしまっています。年齢も全然違うのに…。
すごく素直な気持ちになって読んでしまいます。
それで、すべて肯定されているような、温かい気持ちにさせられます。
内容★★★★
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