2010/11/26 (Fri) 16:49
河出書房新社
2010年9月
このままじゃあ、殺される! 幼い頃からの凄絶ないじめ。でも脳内の「私」は醜く太った引きこもりではなく、みんなの憧れの美少女――。嘘にまみれた狂気の果て、想像を絶する残酷な結末!
りかの引きこもりの様子は「うちの母ちゃんすごいぞ」と状況は少し似ていて、人生を転落していく様は「嫌われ松子の一生」と似ているように思いました。
でも、決定的に違うのは、りかの性格がどんどんねじまがってしまうところでしょうか。
何がいけないのでしょう。本人?家族?周りの人?環境?
クズ子は多分いいほうに向かっていくだろうし、松子は人を愛した末の結末でした。
結局、自分自身しか愛せない彼女の心は、確かに豚姫という名が相応しいのかもしれませんね。
後味は相当悪いです。
内容★★★
PR
Comment