2010/12/30 (Thu) 10:00
新潮社
2010年10月
かつて読んだことのない感動の形がここにある。爆笑問題・太田光、待望の処女小説!
「どこかの誰かが、この鳥を必要としている」――誰よりも小説を愛し、誰よりも小説に愛される芸人、太田光がついに作家デビュー!
舞台芸人の一瞬の輝きを一羽の鳥に託した表題作ほか、父との不和に悩む娘やイジメにあう男子高校生の葛藤から、人類の行く末、そして神の意志までを、持てる芸のすべてを注いで描き尽くした《希望の書》。
タイトルは「マボロシの鳥」でも、表紙のイラストは「奇跡の雪」でしたね。
内容は、意外にも(?)童話っぽいお話の多い短編集でした。
ただ童話にしては、主張が前面に出すぎかなと感じました。読者に考える幅を与えない教義書みたいな。
「マボロシの鳥」なんかは語りもそのまま太田さんって感じでしたが、しかし全体的に笑えるところはなかったです。
ストーリー的にもこれといったものはなかったし、「KAGEROU」以上「青天の霹靂」未満といったところでしょうか。
内容★★★
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