2010/12/29 (Wed) 11:56
講談社
2010年10月
これから私は何を得て、何を失っていくのだろう。
「ここではないどこか」なんて、あるのかな。
「27歳」の現実(いま)と明日(これから)。
今の、27歳の自分のことも、5年後に振り返ったら、若かったと思うのだろうか。何を無理していたんだろうとか、どうして気づかなかったんだろうとか、5年後のわたしもまた、思うのだろうか。そして、そんな繰り返しがずっと続いてゆくのだろうか。――<「月曜日の朝へ」より>
彼氏ナシのOL・実里と子持ちの専業主婦・木綿子、対照的な人生を歩む同級生の一瞬のすれ違いを描く「クロスロード」併録
心理描写がとてもリアルで、まるで自分のことのように読んでいる自分がいました。
仕事、人間関係など、取り巻く環境が思うようにいかないイラつき、将来への不安、焦燥、孤独感…。
私も人に上手く取り入ったりができないので、とても気持ちが伝わってきました。
爪を噛んだり、眼を擦ったりはしてないけれど、自分で気づかないだけで、私も何か癖があるのだろうかとちょっと考えちゃいました。
内容★★★★
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