忍者ブログ
アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
Admin / Write
2024/11/16 (Sat) 00:40
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2010/09/18 (Sat) 21:40

双葉社
2010年6月

父親が被害者で母親が加害者―。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と真相が明らかになる。『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。





直接的な攻撃ではなく責めでもないのだけれど、じわじわと感じさせるプレッシャー。それをしている側は、無意識のうちに態度の端に出してしまっていって、自覚がない。だから攻められている側の気持ちにも気付かない。そんな微妙な心理が巧みに描かれていると思いました。
しかし、湊かなえさんの描く登場人物は、リアルなだけに、いい人と簡単に言ってしまえる人は皆無で、みんなドロドロしてますね。だから人間か…。
真相がなかなか明らかにならず、最後まで飽きさせないのも見事ですが、死んでしまった人よりも今を生きている人、みたいな理想よりも現実的な終わり方もよかったと思います。
今も日本ではいろいろな事件が起きていますが、報道だけでは本当の真相というか動機なんてわからないんだよなぁ、なんて考えてしまいます。

内容★★★★




拍手[0回]

PR
Comment
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  HOME   2743  2742  2741  2740  2739  2738  2737  2736  2735  2734  2733 
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
にほんブログ村 英語ブログ 洋書・映画の英語へ blogram投票ボタン ↑ランキングに参加していますので、いずれかクリックしていただけると励みになります。 しかっちさんの読書メーター
ブログ内検索
プロフィール
HN:
しかっち
性別:
非公開
バーコード
カウンター
最新コメント
最新TB
忍者ブログ [PR]