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2011/01/20 (Thu) 16:25

角川書店
2010年9月

酒浸りの元殺し屋「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた悪魔のような中学生「王子」に復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線〈はやて〉に乗り込む。
取り返した人質と身代金を盛岡まで護送する二人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」は、車中で人質を何者かに殺され、また身代金の入ったトランクも紛失してしまう。
そして、その身代金強奪を指示された、ことごとくツキのない殺し屋「七尾」は、奪った身代金を手に上野駅で新幹線を降りるはずだったのだが……。





まるで映画を観終わったような後のような満足感。
さすが伊坂さん、すごく楽しめました。
舞台はほぼ新幹線のなかだけ。
そこで繰り広げられる殺し屋たちのバトル。
前作「グラスホッパー」から登場するのは、鈴木と槿。
でも、あくまでも彼らは脇役で、新キャラとなる木村、七尾、王子、蜜柑&檸檬がメインとなります。
キャラつくりも上手いし、話の展開も、小道具の使い方も上手いです。
今回もちゃんと、キャラの会話に伊坂さんの考えが散りばめられているし。
大満足の一冊でした。

内容★★★★★


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