2010/10/17 (Sun) 13:46
光文社
2010年8月
内藤宏伸は中学三年生。去年まで大の仲良しだった洋輔が転校したことで、すっかり塞ぎ込んでいた。やりたいことも、話したい相手もみつからず、すべてがつまらない。写真部にはいちおう籍をおいているけれど、同級生で部長の三好奈々恵に厳しく作品提出を迫られ、けれど、撮りたいものもみつからない。そんなある日、宏伸は、祖父の経営する古道具屋で、一台の奇妙なカメラを見つける。それは、台座が一回転して、三六〇度すべてを一枚の長い写真に納められるという風変わりなものだった。カメラとの出会いをきっかけに、宏伸は「世界で一番長い写真」を撮りたいという思いを抱き始める。でも、それだけの長さ、撮りたいと思える被写体って、なんだろう?!
う~ん。「武士道」シリーズを期待して読むと、ちょっと物足りないかな。
主人公が高校生じゃなく中学生ということからか、心理面とかの踏み込みが足りないというか…。
爽やかではあるのですが。
題材である回転するカメラは大変興味深くはあります。
知らないことを知るといった面では勉強になりました。
内容★★★
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