2010/04/09 (Fri) 16:35
宝島社文庫
2007年11月
東城大学医学部付属病院で発生した連続術中死の原因を探るため、”チーム・バチスタ”のスタッフに聞き取り調査を行なっていた田口。行き詰まりかけた調査は、高階病院長の差配でやってきた厚生労働省の役人・白鳥により、思わぬ展開を見せる。とんでもない行動で現場をかき回す白鳥だったが、人々の見えなかった一面が次第に明らかになり始め……。果たして医療過誤死なのか、殺人か? ”ロジカル・モンスター”白鳥の推理が冴えわたる。
ようやく白鳥登場です。
阿部寛版白鳥と違い、こちらは漫画のキャラクターみたいな印象でした。
まあそれはともかく、この小説が何故人気があるのか、この後編を読んでわかってきた気がします。
推理小説の形をとってはいますが、謎解きより、一人ひとりのキャラクターを大事にしているからではないでしょうか。
事件が終わっても続く、病院の後処理とか、スタッフたちの今後などのエピソード。それが第3章。私はこの部分が一番好きです。
まだまだこの人たちが登場するお話が読めるかと思うと、うれしい限りです。私は高階病院長が一番気に入っています。
内容★★★★★
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