2010/10/04 (Mon) 22:41
新潮社
2010年7月
代にもつながるキリスト教vs.イスラム教、その対立の原点。聖地イェルサレム奪還のための遠征はどう始まり、どう戦われ、どう破綻したのか――。複雑に絡み合う歴史背景をわかりやすく解きほぐし、美しい挿絵とともに壮大な物語へと誘い出す。「ローマ人の物語」に続く待望の新シリーズ「十字軍物語」の第一弾が登場!
「左右2ページで成る見開きページの左側の全面を使って、ドレの絵を紹介する。それで反対側になる右側のページだが、ここは上下に分け、上段には地図を載せ、左ページの絵に描かれたエピソードが展開した土地を、丸く囲むことで指し示す。そして、残った右ページの下段では、ごく簡単な解説を記すことにしたのである」(読者へ、塩野七生からより)
というわけで、約100点の絵と、本当にざくっとした十字軍の歴史の解説の本です。
雰囲気バリバリの絵で、シリーズへの期待が膨らみます。
まったく知識のない私にとって、おおよその流れを掴んでおくことができたのは大変嬉しいことです。
で、読み終わったら、もっと詳しく知りたくなっている自分がいました。
引き込み方が巧みですね、塩野さん。
内容★★★★
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