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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/04/23 (Tue) 17:22
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2011/05/28 (Sat) 10:43

幻冬舎
2011年2月

バラ色の夢を語っても意味はない。人の世を生き抜く最低限の力をつけろ。思考停止した全国民に捧ぐ、現代社会を読み解く視点。

日本総国民思考停止/医は仁術か、商売か/死刑の是非。生死の価値/そのハンバーガーは旨いか?/暗闇の老後をどう走り抜けるか/夢を売るバカ、探すバカ/芸術は麻薬だ/理想の国はあるのか/どっちにしろ幸せだ/唯一無二の価値はないか/人知の及ぶ範囲/飢える贅沢/本音という作り話/右向け、左!/師弟関係/俺の絵は売らない/爆発前夜/目に見えないこと/くそジジイとくそババア





同感もし、納得もし、感化もされ、考えさせられもしました。
やはり、考え方が確立されている人の意見はすごいです。
はっきり言うし、かっこいい。
いつかは私もそうなりたいものです。
「現実の問題より、人の気持ちを踏みにじるとか、何を言った言わないということの方が、よっぽど問題になるというのがこの国の特徴なのかもしれない。」
この言葉一つとっても、今の日本の状態を的確に表していると思います。
「迎合」についても書かれていましたが、鑑みると私にもそういう面があることを否定できません。よく考えてみたいと思います。

内容★★★★★


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2011/04/26 (Tue) 20:55

小学館
2011年1月

この男、あんがい理想かも!?

あとになって「ああしとけばよかった、こうしとけばよかった」って
後悔するのは嫌なんだよ。

静岡から東京の大学に進学した石黒寿史は、同郷である法村珠美(のりたま)への恋心から、同じ映画研究部に入部する。
しかし寿史は、やたら面倒見のいい、同サークルの先輩・田丸大介(タマル)につきまとわれ、早朝マラソンに付き合わされそうになったり、あきらかに怪しいサークルのBBQに参加したりと、振り回されっぱなしの日々。
あげく、タマルまでがのりたまに恋心を抱き、猛攻撃を始めて――!?

「草食男子」「ことなかれ主義」な昨今を逆走するような男、タマル。
人の状況をおもんぱかれない奴ではあるが、人の心を思いやれる彼を、しだいに愛おしく感じること間違いなしです!





傷つくことを恐れたり、人の目ばかり気にしていたら、何も出来ないし、何も変わらない。
そんな、わかってるんだけどなかなか実行には移せないことをやってしまうタマルくん。
素直で思いやりがあって…。
戸惑うし、鬱陶しく思うときもあるかもしれないけれど、やっぱり知り合いになりたいかな、私は。
そういう積極性や前向きな影響を受けたいのだと思う。
でも残念ながら、私はお酒は飲めません。

内容★★★★


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2011/04/10 (Sun) 13:29

光文社
2011年2月

30年続いた鹿間四重奏団は、最高のメンバーで円熟期という名の終焉を迎えていた。静かな包容力でカルテットを支えるチェロの伊井山。奔放な紅一点・ビオラの遼子。妖しげな美貌を誇るセカンドバイオリン文字相馬。老いてなお、禍々しいまでのエネルギーに満ちるファーストバイオリン鹿間五郎―。その鹿間四重奏団最後の日。違う場所、交わることのない世界でそれぞれの日々を生きる人々が、同じホールに向かう。ばらばらに生きる人々の人生が鹿間カルテットの音楽という横糸を得て、繊細なレース模様のような物語を紡ぎだす。胸をうつ語りと調べに彩られた、人生模様。






30年続いた弦楽四重奏団のラストコンサート。
それに関わる様々な人々の物語。
彼らを通して、様々な角度から照らされ見えてくるカルテットの形と音楽性。
劇的なことは何も起きないのに、惹きつけて止まない奥深さがありました。
それぞれの短編が奏でるハーモニー。
上手くいえないですが、この物語自体がクラシックなのかも、なんて思っちゃいました。

内容★★★★


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2011/02/22 (Tue) 10:59

朝日新聞出版
2010年10月

著書で実名・顔写真とともに性犯罪被害を告白してから約2年半、ようやく暗闇から抜け出して前へ進みはじめた。今の私にできることとは――? ネットを通じて助けを求める被害者たち、そして裁判員裁判を通して性犯罪の生々しい実態を訴える。





表紙を見ても判るとおり、彼女の前進しているのだなと、感じる本です。
悩みながら、苦しみながら、それでも逃げずに前へ進もうとする彼女。
周りの人や他の性犯罪被害者にも眼を向けるようになり、彼女のの成長振りが窺えます。
少しほっとすると共に、そこまでに辿り着くまでの本当に長い年月を思うと居た堪れないものもあります。

犯罪を未然に防ぐこと、被害者のケア、加害者の処遇…。
まだまだ変えていかなければならないこと、考えていかなければならないことは山積みです。

内容★★★★★


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2011/02/21 (Mon) 15:28

朝日新聞出版
2008年4月

2000年、24歳で性犯罪被害にあった女性の実名手記。心身がどれほど傷つき、対人関係がどれほど損なわれるか……といったことがリアルに描かれる。同時に恋、友情、家族との関係なども盛り込まれ、青春小説の趣もある。著者は表紙にも登場。





確かに性的被害にあった人は、泣き寝入りになるパターンが多いのが今の世の中の現状かな、というイメージがあります。
私自身、そんな相談をされたとしたら、やはりかける言葉もなく困ってしまうと思います。そういう風潮がよくないにしても。
こうやって、こういう本が出て、どれだけ心に傷を負ってしまうことなのか、どれだけ酷いことなのか、そういうことを世の中に認知させてゆくことは、いろいろな意味でとても有意義だと思います。
やる側にとってはひとときのことでも、やられる側にとっては一生を左右してしまうこと。その重大さを誰もが知るべき―。

内容★★★★


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