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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/26 (Fri) 07:25
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2010/08/16 (Mon) 14:52

集英社
2010年6月

ワーキングマザーのPTA奮闘小説
育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子。息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、想像以上に大変な日々が幕を開けた……。
●入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速敵を作ってしまう。ああ、永遠に埋まらぬ専業主婦と兼業主婦の溝…「女は女の敵である」
●仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。“孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!?「義母義家族は敵である」
●夫は結局、家事も育児も“他人事”。保護者会も母親の姿ばかり。働く母親にできて働く父親にできないことなんて、ないはずなのに…「当然夫も敵である」
その他、わが子や先生、さらにはPTA会長に戦いを挑む!?笑いあり、涙あり、前代未聞の痛快ノンストップ・エンターテインメント!





現代社会での育児の困難さをリアルに描き出した作品。
これを読めば、夫も妻の苦労がわかるというもの。
敵と想定されているのは、ママ友、義母(&義姉、義妹)、男、夫、子供、先生、PTA会長。
仕事は出来るが、子育てや周りに同調のできない主人公が、失敗しながらも奮闘するお話。
子育ての最中の人だけでなく、これからの人、終わった人も楽しく読めると思います。
結局、地域は自分たちで築き上げていくものだし、法律と同じで、行事やPTA他役員関係などいろいろ見直さなければいけない時期に来ているのかもしれませんね。
これ読んで、少子化が加速したりして、なんて不安もあったりして。
ラストもなかなか気が利いていて、いい感じでした。
テレビドラマ化しそうな感じ。

内容★★★★


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2010/08/02 (Mon) 09:59

宝島社
2010年5月

かつて伊丹十三監督襲撃事件などで日本社会を震撼させた武闘派団体・後藤組の後藤忠政組長。2008年10月に山口組を電撃引退し、翌年には天台宗系の浄発願寺で得度(得度名=忠叡)。日本中をあっといわせたのは記憶に新しい。
それから1年……財界・政界にも大きな影響力を発揮し、山口組の直参として、日本の深層を生き抜いた後藤忠政とは、いかなる人物なのか?本書は、半年にわたる延べ50時間のインタビューを構成したもので、これまでその人物像が明かされることのなかった伝説の組長の生い立ち、静岡県富士宮を舞台にした愚連隊時代、山口組直参昇格、竹中正久四代目の思い出、山一抗争、伊丹十三襲撃事件、孤高の民族派・野村秋介との交友、企業社会への進出、政界との交流、武富士との攻防、山口組引退の真相、そして自身の人生哲学から女性哲学までが、たっぷりと語られる。
激動の半生を送ってきた人物が語り下ろす、今年、注目度ナンバーワンのノンフィクション!




生き方に感銘を受けるとか、そういう次元の話ではありませんが、権力を持った人のひとつの考え方を垣間見た気がして、参考にはなりました。
嘘をついているとは思いませんが、都合が悪いのか、語られていない部分もかなりあり、そこらへんは、他の情報と照らし合わせながら読んだほうがいいのかもしれません。
とはいっても、政治、企業、芸能界などとの繋がりがあることは認められていて、やはりとは思いつつも、暗い気持ちにもなりました。

何を以って人生の価値とするのかは、人それぞれだとは思いますが、今の社会ではやはり権力(パイプ)と金ということになるのでしょうか。
いろいろ批判とかも出てきますが、それができる(持っている)この人だから言えるのかなと。発展途上国に対する寄付のことでも。
奇しくも、今平行して読んでいる本「白と黒が出会うとき」にも肝臓を悪くした人が出てくるのですが、その本では莫大な費用のかかるアメリカでの肝臓移植は断念しています…。

まったく別世界の人と思っていたのですが、共感できる部分もあったりなかったりと…。
いろいろな考え方を知るというのはやはり大切ですね。

内容★★★★


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2010/04/29 (Thu) 09:51

講談社
2009年9月

「わたしたちは仲間です」……4月のある日、14歳の「僕」に届いた一枚のメモ。僕の斜視を「ロンパリ」と嗤い、日常的に暴力をふるう「彼ら」が見つけた新しい遊びかと塞ぐ僕の前に現れたのは、クラスメートの「コジマ」だった。彼女もまた、外見を不潔と罵られ、女子生徒から日常的に苛められていた。ひそやかに不器用に始まったコジマとの交流は、やがて、陰鬱でしかなかった僕の「世界」に輝きを与えていく。僕の世界に明るい面をくれたコジマとの友情は、永遠に続くはずだった。もし彼らが、僕たちを放っておいてくれたなら――。なぜ彼らは僕を苛めるのだろう。人はなぜ理由もなく人を傷つけられるのだろう。善と悪を分かつものは何なのか。人は何のために生きるのか――僕の悲痛な問いが胸を打ち、涙がとめどなく流れる、魂を揺さぶる感動作。




人によっていろいろ解釈が違ってくる本かな、なんて思ったりしました。
いじめの部分は読んでいて辛くて、かなり精神を消耗しました。
コジマが、目の手術に否定的だった場面は、隠れていた彼女の本質が見えたようで衝撃的でした。彼女は、いじめる側だけでなく、「僕」までも見下していたのだと感じました。人を見下すことにより、彼女は精神を守っているのかもしれません。

異質なもの、理解できないものを排除もしくは否定する傾向は、子供だけでなく、大人の世界にも確実に存在していると思います。
そう考えると、人間が人間である限り、いじめというものはなくならない気がします。人種差別だって、いじめの一種といえると思います。そして、それはなくなってはいないようです。
「僕」が手術をしたことで、希望があるかのような終わり方をしていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。外見が変われば、いじめはなくなるのでしょうか。どうも、そんな簡単なことのようには思えないのです。「僕」は、うまく人との距離を掴んで、やっていくことができるのでしょうか。
いじめる側のことも、コジマのことも解決しないまま終わってしまうこの本は、決して読後感がいいものとはいえません。
単純かもしれませんが、私は結局、無意識に解決を望んでいるのだと思います。ご都合主義でも構わないので。そういう意味で、あまりこの本は好きになれないなぁ。

内容★★★


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2009/03/14 (Sat) 02:24

扶桑社
2008年3月

21世紀はテロの世紀と目されており、日本の安全神話も大いに脅かされている。国内外のテロリストの暗躍、そして政治的思想を持たない愉快犯でさえネットでいとも簡単に知識を手に入れ、テロを実行できる時代になりつつある。
 国内外のVIPを警護するSPの担う役割も、多様かつ重要なものになり、身をていして要人を護る“動く壁としての盾”に加え、“動く壁に生まれた盲点”を事前に見つけ出し、不測の事態を予防する警護課員が実験的に増員された。
 その新しい任務のために配属されたのは、井上薫(岡田准一)。実は井上薫は特殊な能力を持つ、まったく新しいタイプのSPだった。生え抜きの課員たちにその能力を疑問の目で見られながらも、井上薫はテロとの闘いに果敢に挑んでいく――。

フジテレビ土曜よる11時から放送。驚異の視聴率ドラマを本で読む
直木賞作家・金城一紀が初の連続ドラマ脚本を執筆。岡田准一、堤真一共演で話題の高視聴率ドラマ『SP』が書籍に。シナリオとともに、制作裏話も見逃せない!


この作者、やはりキャラクターを格好良く見せるのがとてもうまいと思いました。
「ケイゾク」や「アンフェア」と同じく、このあとスペシャル、映画と続いていくのですね。
謎が謎のまま終わってしまうのは、「ケイゾク」と同じく悶々とさせるものがあります。
その点「アンフェア」が一番フェアだったかな。…スミマセン。

本人による脚注がふんだんにあったり、使用楽曲リストがあったりとサービス満点ですが、私はドラマを見ていないので、本に写真でもあるとイメージがわきやすくて尚よかったかな、とも思いました。
でもまあ、ドラマを見ていなくても十分に楽しめる本です。
スペシャルは放映を見逃さないゾ、とDVDですべてを見るゾと誓いました。
借りに行く暇(とお金)がないから、再放送をやってくれるのが一番うれしいのですが…。
スペシャルの前か、映画上映前に再放送をやるのをちょっと期待してみたりして…。

内容★★★★



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2009/03/08 (Sun) 02:48

集英社
2007年7月

物語の力が弾ける傑作!!
笑いと感動で胸が温かくなる傑作ぞろいの作品集。『ローマの休日』『太陽がいっぱい』など不朽の名作をモチーフに、映画がきっかけで出会った人々の友情や愛を描く。

友情、正義、ロマンス、復讐、そして、笑いと感動―。五つの物語の力が、あなたを救う。今すぐ映画が見たくなる。今すぐ誰かに読ませたくなる。笑いと涙と感動が詰まった、完全無欠のエンターテインメント!書き下ろし最新小説集。


2008年本屋大賞第5位。
5つの短編が収められています。
話はそれぞれ独立していますが、「ローマの休日」上映会をめぐり、ほんの少しだけ関連しあっているというオシャレな作りになっています。
5つとも話のタイプはまったく違っていて、まるでそれぞれ良質の違うジャンルの映画を見ているよう。
とくに後半の3編は、もっと若いころに読んでいれば、私の生き方ももう少しましではなかったのでは、とつい考えてしまいます。
特に、最後の「愛の泉」のいとこ関係は本当にうらやましい限りです。
中高生にもおススメの一冊といえるのではないでしょうか。

内容★★★★★


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