2011/02/22 (Tue) 10:59
朝日新聞出版
2010年10月
著書で実名・顔写真とともに性犯罪被害を告白してから約2年半、ようやく暗闇から抜け出して前へ進みはじめた。今の私にできることとは――? ネットを通じて助けを求める被害者たち、そして裁判員裁判を通して性犯罪の生々しい実態を訴える。
表紙を見ても判るとおり、彼女の前進しているのだなと、感じる本です。
悩みながら、苦しみながら、それでも逃げずに前へ進もうとする彼女。
周りの人や他の性犯罪被害者にも眼を向けるようになり、彼女のの成長振りが窺えます。
少しほっとすると共に、そこまでに辿り着くまでの本当に長い年月を思うと居た堪れないものもあります。
犯罪を未然に防ぐこと、被害者のケア、加害者の処遇…。
まだまだ変えていかなければならないこと、考えていかなければならないことは山積みです。
内容★★★★★
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