2010/08/30 (Mon) 10:53
新潮社
2009年7月
妻はそれきり11年、口を利かなかった――。
30を過ぎて結婚した男女の遠く隔たったままの歳月。ガルシア=マルケスを思わせる感覚で、日常の細部に宿る不可思議をあくまでリアルに描きだす。過ぎ去った時間の侵しがたい磐石さ。その恵み。人生とは、流れてゆく時間そのものなのだ――。小説にしかできない方法でこの世界をあるがままに肯定する、日本発の世界文学! 第141回芥川賞受賞作。
多分私に読解力がないのでしょうね。
改行がほとんどなく、会話もなく、最近の本にしては読みにくかったです。
人間の思考そのままの羅列といった感じを受けたのですが、それならば筒井康隆さんのほうが面白かったような…。素人意見ですけどね。
で結局、何が言いたかったのか理解できない私にとってこの本は、悲しいかな、時間の浪費にしかなりませんでした。
「ペナント」という書き下ろし作品も収録されているのですが、こちらはさらに理解できず…。
う~ん、苦痛でしかない読書は、さっさとやめるべきでした。
おそらく私には、こういう小説は何年たっても理解できる気がしません…。
内容★★
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