2008/04/26 (Sat) 19:48
ComicsOne
2000
伊藤潤二さんの作品の英訳版。
映画にもなっていますが、残念ながら私は一作も見ていません。
富江という「女性」の概念の具現化といった感じのキャラクターを中心に連作といった形を取っています。
時にはまったくの続きであったり、時にはまったく違う話だったり・・・。
怖さはあまり感じませんでしたが、毎回趣向が異なっているところと、富江の特徴が読むにつれ徐々にわかってくるところが、この作品の魅力ではないでしょうか。
短編として6作収録されていますが(約250ページ)、期間をかなりかけているのかはじめと終りではかなり絵のうまさが開きがあります。
第1話の始まり方もかなり衝撃的で、なかなか好印象の作品でした。
英語的には、表現や言い回しも素直で初心者にもおススメな感じです。
そうそう、アメコミと日本の漫画はページも逆から始まりますが、コマ割りも逆から読まなければなりません。
"Gyo"は日本の漫画そのままで、右からですが、この"Tomie"はアメコミ風に左からに直してあります。
blow off 避ける、無視する
love tiff 痴話げんか
colon 大腸
portfolio 今までに製作した芸術作品(株では「有価証券」の意味で使われていますね)
flagrant 極悪な
compulsive liar 虚言癖のある人
membrane 細胞膜
thru = through
ulterior 隠された目的の
dress 傷口を手当する
内容★★★★
難易度★
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