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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2025/01/24 (Fri) 03:17
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2010/07/31 (Sat) 20:59

集英社
2010年1月

注目の著者が贈る、明日への「リスト」の物語
突然、婚約破棄を言い渡され目の前が真っ暗になった明日羽は、叔母に、やりたいことやほしいもののリスト作りを勧められる。ひとりの大人の女の子の、本当の成長の物語。




なんていうか、すべてが等身大でリアルでいいです。
日常の何気な描写が圧倒的に上手いですね、宮下奈都さんは。
そうそう、そう思うんだな、私も、なんて感じで読んでました。

この本では、日常の、普段では当たり前と思っていることの大切さを教えてくれます。料理とか洗濯とか知り合いとか。
あえて物語があまり展開しない分、その大切さが際立っていると思います。
深い感動とかがあるわけではないですが、好きですね、この本。
素敵な言葉も一杯です。
ほどよく生きる力というか、人生の楽しみ方を教えてくれる本でした。

内容★★★★★


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2010/07/31 (Sat) 20:16

講談社
2010年5月

美しい少女との目眩く日々。歪んだ愛の代償は?
気鋭の作家・近藤史恵が描く、禁断の長編ゴシック・ミステリー!

施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。整った容姿の樋野には壮絶な過去が。博人は令嬢の小夜に恋心を抱くが、陰惨な事件で穏やかだった生活は一変する。それは悪意が渦巻く屋敷で始まる、悲劇の序章に過ぎなかった――。

真実はつねに、だれかの傷と繋がっている。もし、触れられて痛む傷を持たない者ならば、それを暴くこともできるかもしれない。――<本文より>




ドラマか映画でありそうな愛憎劇といった感じでしょうか。
舞台は日本なのに、何故だか読んでいる私は、ずっと外国をイメージしていました。孤立しているので、あまり重要ではないですが。
「サクリファイス」や「エデン」もそうだったのですが、近藤史恵さんの文章には透明さと緊張感を感じてしまいます。

詳しくはかけませんが、閉塞した境遇にいた主人公が最後に選んだのは、やはり偽りという閉塞した人生だったと捉えると、感慨深いものがあります。
妖しい雰囲気を堪能できる本でした。

内容★★★★


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2010/07/30 (Fri) 09:34

講談社
2010年5月

もう会えないなんて言うなよ。
あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。
講談社創業100周年記念出版

ようこそ、小暮写眞館へ。著者3年ぶり 現代エンターテインメント
第1話 小暮写眞館
 世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起きる。なかには不思議なこともある。
第2話 世界の縁側
 人は語りたがる。秘密を。重荷を。
第3話 カモメの名前
 「電車は人間を乗せるものだ。鉄道は人間と人間を繋ぐものだ。だから鉄道を愛する者は、けっして人間を憎めない」
第4話 鉄路の春
 ――僕はこの人を守らなくちゃいけない。





私にとって宮部みゆきさんの作品はこれが初めてだったりします。いかに読書してなかったか、ですね。
前半のメインとなっている心霊写真とか幽霊云々は、私にはかなり抵抗のある話題であり、ページ数も700を超えているので、読み始めは不安でした。
でも、ホームドラマみたいな面もあり、読んでいて楽しかったです。
読み終わって思うのは、信じる信じないよりも大切なのは、どう思うかってことなんだなと。うまくいえないですけど。

この本を読んでいると、家族とか仲間とか、人と人の触れ合いっていいなぁと思ってしまいます。そんな温かさを感じます。
また、ラスト付近の盛り上がりと、切なく胸締め付けられるエンディングはかなり印象的でした。

内容★★★★


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2010/07/29 (Thu) 19:04

集英社
2010年5月

両親は日本人ながらアメリカで生まれ育った栄美は、高校3年にして初めて日本で暮らすことに。「日本は集団を重んじる社会。極力目立つな」と父に言われ不安だったが、クラスメイトは明るく親切で、栄美は新しい生活を楽しみ始める。だが一つ奇妙なことが。気になる男子と距離が縮まり、デートの約束をするようになるが、なぜかいつも横槍が入ってすれ違いになるのだ。一体どうして―?栄美は、すべてが終わったあとに真相を知ることになる。





読み始めは、軽いお話かな、という印象でしたが、結構重かったりします。
3部構成で、1部と2部のまったく異なるお話が、3部で結びつく展開はとてもいい感じです。
主人公の人物像が浅く、どうにも少女マンガ的なノリがあって、それが作品を軽くしてしまっているのがもったいないかな。
ストーリーの展開は好きなだけに、勿体無い印象でした。

「母 -オモニ-」と共に、日本人の中にある差別意識を痛感してしまいます…。

内容★★★★


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2010/07/28 (Wed) 21:18

ポプラ社
2010年5月

企業小説を変革し続けてきた乱歩賞作家・池井戸潤が、
ついに政治の世界に踏み込んだ!

ある日突然、首相・武藤泰山と、武藤の大学生のドラ息子・翔の中身が入れ替わってしまう。
原因もわからないまま、やむなく泰山の変わり身となって国会に出ることになった翔。
遊んでばかりの日常を送ってきた翔には、国会でおこなわれる討論や質疑応答など、到底理解できない。
幼稚な発言を繰り返す上、首相だというのに文書に書かれた漢字すら読めず誤読を繰り返すという状況に……。
首相と息子の入れ替わりなど夢にも思わない世間では、一国の代表とは言いがたい言動に対する厳しい批判が渦巻く。
またそれと時を同じくして、泰山のまわりでは、閣僚の酔っ払い発言やスキャンダル、献金問題などが相次ぐ。
国を背負うはずの大人たちに、一体何が起こったのか―。
本物の大人とは、国を動かす政治とは何か。
胸がスカッとする、痛快エンタメ政治小説!




昔あった映画「転校生」の設定と同じじゃん、と思いつつもそれで終わらせない部分には感心しました。
聞いたことのある不祥事が連発していて面白かったです。
政治にあまり詳しくない人には、入門としていいかも。
ある意味、理想論に近いかもしれませんが、現実にこんな政治家が現れたらなぁとは、やはり思ってしまいますね。
確かに今の政治には不信感が募るばかり。
キャンベル米国務次官補も言っています。
「首相や閣僚がすぐに交代すると、政府間に必要な信頼関係の構築が非常に難しくなる」と。

内容★★★★


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