2010/10/17 (Sun) 21:34
新潮社
2010年8月
このままずっと小説を書き続けるか、あるいは……。小説家と、彼女を支える夫を突然襲った、あまりにも過酷な運命。極限の選択を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた――。「Story Seller」に発表された一篇に、単行本のために書き下ろされた新たな一篇を加えて贈る完全版!
今まで読んできた有川浩さんの作品とは違い、嫌な人たちも結構出てくるし、悲しみにも彩られている感じ。
主人公である二人が純粋なのが救いですが。
人はいつか死にます。
そのとき、こんな風に相手を思いやって逝きたいし、見送りたいと思いました。
作風は少し違っていますが、相変わらず泣かせてくれます。
内容★★★★
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2010/10/17 (Sun) 13:46
光文社
2010年8月
内藤宏伸は中学三年生。去年まで大の仲良しだった洋輔が転校したことで、すっかり塞ぎ込んでいた。やりたいことも、話したい相手もみつからず、すべてがつまらない。写真部にはいちおう籍をおいているけれど、同級生で部長の三好奈々恵に厳しく作品提出を迫られ、けれど、撮りたいものもみつからない。そんなある日、宏伸は、祖父の経営する古道具屋で、一台の奇妙なカメラを見つける。それは、台座が一回転して、三六〇度すべてを一枚の長い写真に納められるという風変わりなものだった。カメラとの出会いをきっかけに、宏伸は「世界で一番長い写真」を撮りたいという思いを抱き始める。でも、それだけの長さ、撮りたいと思える被写体って、なんだろう?!
う~ん。「武士道」シリーズを期待して読むと、ちょっと物足りないかな。
主人公が高校生じゃなく中学生ということからか、心理面とかの踏み込みが足りないというか…。
爽やかではあるのですが。
題材である回転するカメラは大変興味深くはあります。
知らないことを知るといった面では勉強になりました。
内容★★★
2010/10/16 (Sat) 20:00
ジョルダンブックス
2010年8月
心理の闇には何がある?
主人公の真理子は毎日を取材に明け暮れるフリーライター。
今回の取材先は「心霊スポット」。これが恐怖の始まりだった!
この取材をきっかけに"何か"が起きはじめ……
ある夜、枕元に立つ怪しい影。これは現実?それとも夢?何かが私の周りで起っている。いったい何?
世の中でもっとも奇怪な存在「人」の意味を問う、問題作!
作者本人も「ホラー」とおっしゃっていますが…。
多分、書いてる本人以外怖くないはず。
内容的にはがっかりを通り越していますが、田口ランディという作家の盗作疑惑事件というのを知るきっかけにはなりました。
この田口という人、いろいろな作家からかなり盗作をしている模様です。
自分で検証したわけではないので判断はしかねるところですが、かなり話題になっていたようですね。まったく知りませんでした。
ここらへん、時間があればもっと調べてみたいところですが…。
しかし、それにしてもこの本はどうかなぁ。
気持ちはわからないではないですが、ところどころ私怨が滲み出ていて、そちらのほうがホラー?みたいな。
もう少し違う方法で訴えて欲しかったですね。
内容★★
2010/10/16 (Sat) 16:35
Marvel Comics
August 2004
Marvel Comics
September 2004
ブルガリアでMadame Hydraを追い詰めるCaptain America率いるAvengers。だが治外法権ということで、ブルガリア政府にMadame Hydraは拘束され、アメリカには引き渡されなかった。ブルガリアは、Madame Hydraの身柄と引き換えに、Blacj Widowを要求してくるのだった。
一方、Mattの許に一通の書類が届く。Millaからの婚姻無効の申請書類だった…。
"The Widow"編・全4話・前半。
久々にAvengersを見た気がします。この頃のCapは勿論Steve Rogersで、Scarlet Witchもいたのでした。
CIA長官からBlack Widowを引き渡すよう命じられるNick Fury。
ロンドンで任務中のBlack Widowに姿を隠すよう命じるNickは、なかなか部下思いといえるでしょう。
で、Black Widowは、元彼のMattの家に転がり込みます。
久々のBlack Widow & Daredevilのコンビで相手にするのは、"Punisher"常連のJigsawでした。
内容★★★★
難易度★★
#61-65
#61-81; What if? Karen Page had Lived; Ultimate Marvel Team-Up #6-8
2010/10/15 (Fri) 11:33
2003
監督:ルイ=パスカル・クーヴレール
出演者:サガモール・ステヴナン、ディアーヌ・クルージェ、ピーター・ヤングブラッド・ヒルズ、フィリップ・バス、ジャン=ピエール・カッセル
原題:MICHEL VAILLANT
上映時間:104分
製作国:フランス
走るために生まれた男。勝つために生まれた女。
運命と宿命の激突。
世界照準のスペクタクル・レーシング・ロマン。
カーレーサーのミシェル・ヴァイヨン(ステヴナン)を主人公に、ミシェルの父で歴代の名レーサー、アンリ(カッセル)が率いる“ヴァイヨン”レーシングチームと、宿敵である“リーダー”レーシングチームとの対決が、カナダ、アイスランド、そしてフランスのル・マン24時間レースと舞台を移して展開していく。
フランスをはじめとした世界各国で合計2000万部以上が販売されているジャン・グラトン原作のコミック『Michel Vaillant』をベースに、リュック・ベッソンとジル・マランソンがオリジナル脚本を執筆。
2002年6月の“ル・マン24時間レース”でのプリ・シューティングの後、7月に撮影開始。“ル・マン24時間レース”ではヴァイヨンとリーダーの2台のレーシングカーを実際にレースにエントリーし、合計11台のカメラを車上及びレース場に設置して撮影が行われた。また、リュック・ベッソンがレースのスターターを務めたことも話題となった。
スタイリッシュでスピード感ある映像は見ごたえがあります。
コミックが原作だけに、ありえない出来事の数々は、映画だからまあいいじゃないですか。
こういう映画はストーリーよりも、映像を楽しみたいものです。
それでも私は、ここまで酷いことをする敵があのままでいいの?という感は拭えませんでした。
そこらへん、きちんとしていただかないともやもや感は募ったままで、すっきりしないのです。
内容★★★