2010/04/09 (Fri) 11:09
2002
監督:D.J.カルーソー
出演者:ヴァル・キルマー、ヴィンセント・ドノフリオ、アダム・ゴールドバーグ、ルイス・ガスマン
原題:The Salton Sea
上映時間:104分
製作国:アメリカ
スピード(覚醒剤)中毒のダニー(ヴァル・キルマー)は仲間のジミー(ピーター・サースガード)たちと自堕落な生活を送りながら、裏では悪徳刑事モーガン(ダグ・ハッチソン)とガーセッティ(アンソニー・ラパグリア)のタレコミ屋として働いていた。そんなダニーにモーガンたちが逃亡を勧めてきた。ダニーの密告により逮捕された売人ドミンゴの仲間たちが彼を狙っていると言うのだ。ダニーは高飛びの資金を稼ぐべく、凶悪なディーラー、プーベア(ヴィンセント・ドノフリオ)との大きな取り引きを計画。身を危険にさらし25万ドル分のドラッグの買い付けにこぎつけたダニーだったが、買人ババ(B・D・ウォン)が1万ドル分の試し買いを主張したことから窮地に追い込まれてしまう。一方、ダニーの動きを見張っていたモーガンとガーセッティは、金とドラッグを横取りしようとダニーを痛めつけ、取り引きの詳細を吐かせる。脅しに屈し、プーベアの名を吐いたダニーだったが、実はこれはすべてダニーがふたりに仕掛けた壮大な<罠>であった。
ダニー、その本名はトム・ヴァン・ヘレン。トランペッターの彼は一年前ソルトンシー(ソルトン湖)でドラッグ絡みの強盗事件に巻き込まれて、妻リズ(チャンドラ・ウェスト)を殺された。トム自身はたまたまトイレに入っていたことから難を逃れたものの、ドア越しに見た妻の最期が忘れられず、また妻を助けに向う勇気を奮い起こせなかった自分を許すことができないでいた。独自の調査で犯人はモーガンとガーセッティであると突き止めた彼は、タレコミ屋としてふたりに近づく一方、彼らを仕留める確実な<餌>を播くべくFBI捜査官のババの協力の下、危険な囮捜査を続けたのだった。
すべては今夜終わる。タレコミ屋としての仮面を剥ぎ捨て、ほかの捜査官たちの前でこれまでのいきさつを話すダニー。だが、彼らの目には疑いの色が浮かぶ。FBIにまかせても自らの復讐を果たすことはできないと感じたダニーはジミーの協力の下、ババたちを撒いて単独で取り引きの場へ向う。一方、プーベアもダニーを殺して、金だけをせしめようと待ち構えていた。隠していた拳銃で反撃するダニー。そこへモーガンとガーセッティが現れた。果たして彼は妻の無念を晴らし、自らの過去に決着<ケリ>をつけることができるのか? いまダニーの怒りの拳銃が火を噴く!
覚醒剤の説明から始まるのだけれど、最初日本が発明したみたいな感じで映像まで入り、日本人の2%は中毒者だったそうです。だから特攻隊みたいなことができたなんていっていますが、どうでしょうか。
ダニーの正体を明かすまでに結構引っ張りますが、そんなに引っ張る必要性はあまり感じませんでした。逆に、何の映画かわからず、焦点がぼやけてしまっているような。
恋人との回想シーンは哀愁がありいい感じでしたが、それ以外はとりたてて印象に残る映画ではありませんでした。
ラスト近くのカウントは、私は失敗だと思います。急に映画の雰囲気が変わったようで違和感がありました。
内容★★★
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