2010/04/06 (Tue) 10:28
2005
監督:マーク・フォースター
出演者:ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリング、ボブ・ホスキンス
原題:Stay
上映時間:101分
製作国:アメリカ
精神科医のサム・フォスターは、謎に満ちた若い男性患者ヘンリー・レサムを担当する。ヘンリーは死にとらわれており、自分は3日後に自殺すると予告した。そして、サムにはもうひとり気がかりな相手がいる。画家であり、同棲中のガールフレンドのライラだ。彼女はサムの元患者でかつて自殺未遂をおこしており、彼女の不安定な精神状態はサムの精神的負荷でもあった。サムは彼女を愛しており、結婚指輪も買っているにもかかわらず、ずっと渡せないままだ。ヘンリーはその指輪に異常な興味を示す。そんなライラもまた、自殺願望のあるヘンリーに深い関心を持つ。ある日、ヘンリーが忽然と姿を消した。不安を隠せないサムは、必死にヘンリーを探し回るのだが……。
観る人によって評価が真っ二つに分かれそうな映画ですね。
始まりのほうは、サイコスリラーなのかな、なんて思いながら観ていましたが、途中から、なにかがおかしい…。繰り返しの映像に、繰り返しの台詞。
未来予知とヘンリーの母親で、なんとなく(あくまで漠然と)予測がついたので、最後まで気になって観ていましたが、ある程度見当がつかないと、謎ばかりで不親切なこの映画に我慢が出来ない人もいるかもしれません。
しかも、ラストまで観たからといって、すべての謎が解けるわけでもないのです。
謎を謎のまま受け入れられれば、人の心理状態を表現した映画として、こんなのもありかなとは思いました。
スタッフロールの後に出てくるキーワード「ブルックリン橋」を公式ホームページに入力すると、解説が見られる仕掛けになっています。
でもこの解説に捉われず、いろいろ想像して2度目も楽しむのが、正しいこの映画の観方かもしれませんね。
内容★★★★
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