2011/01/17 (Mon) 10:29
新潮社
2010年10月
突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。でも―喪ったものを取り戻し、生きるために会いにいく。―4つの再会が繋いだ、ある真実。新たな一歩を踏み出す連作長編小説。
良い本でした。
設定もよく考えられているし、登場人物の切実な思いが胸に迫るくらい叮嚀に描かれていると思いました。
ちょっとわかりづらいかなと思うエピソードもあったのですが、最後のお話ですべてきちんとフォローされているし。
泣けたし、考えさせられました。
こういう本、もっと読みたいです。
私の会いたい人は――今のところいないかな?
それは幸せなことなのでしょうか?
内容★★★★★
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