2011/01/31 (Mon) 16:30
講談社ノベルズ
2007年1月
悲劇(『チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ』)から10年――。
神様とひとつ屋根の下、幸福な時間を過ごすはずが……。
新たなる青春群像の傑作が生まれた!
ある快晴の日。人気作家チヨダ・コーキの小説のせいで、人が死んだ。猟奇的なファンによる、小説を模倣した大量殺人。この事件を境に筆を折ったチヨダ・コーキだったが、ある新聞記事をきっかけに見事復活を遂げる。闇の底にいた彼を救ったもの、それは『コーキの天使』と名付けられた少女からの128通にも及ぶ手紙だった。事件から10年――。売れっ子脚本家・赤羽環と、その友人たちとの幸せな共同生活をスタートさせたコーキ。しかし『スロウハイツ』の日々は、謎の少女・加々美莉々亜(かがみりりあ)の出現により、思わぬ方向へゆっくりと変化を始める……。
青春群像劇なのかな。
それぞれに弱い面を持った男女が、一つ屋根の下、悩みながら迷いながら生きている姿が描かれています。
2冊に分かれているのでこの上巻だけでは判断できませんが、評価が高いようなので下巻に期待です。
みんなの焦燥感は伝わってきました。
内容★★★★
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