忍者ブログ
アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
Admin / Write
2024/03/29 (Fri) 02:40
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2011/04/29 (Fri) 17:51

角川文庫
2007年10月

著者初、密室を舞台にした、本格ミステリー小説!

エレベータに暗証番号、廊下に監視カメラ、隣室に役員。厳戒なセキュリティ網を破り、社長は撲殺された。凶器は。殺害方法は。弁護士純子は、逮捕された専務の無実を信じ、防犯コンサルタント榎本の元を訪れるが--

見えない殺人者の、底知れぬ悪意。異能の防犯探偵が挑む、究極の密室トリック!「青の炎」から4年半、著者初の本格ミステリ!
日曜の昼下がり、株式上場を目前に、出社を余儀なくされた介護会社の役員たち。エレベーターには暗証番号。廊下には監視カメラ、有人のフロア。厳重なセキュリティ網を破り、自室で社長は撲殺された。凶器は。殺害方法は。すべてが不明のまま、逮捕されたのは、続き扉の向こうで仮眠をとっていた専務・久永だった。青砥純子は、弁護を担当することになった久永の無実を信じ、密室の謎を解くべく、防犯コンサルタント榎本径の許を訪れるが―。






これも貴志さんらしく、綿密に調べられていて勉強になったし、面白かったです。
セキュリティー、介護等々。
二部構成で、第一部は探偵側から、第二部は犯人側となっていて、賛否両論あるようですが、純粋に推理を楽しむわけではない私にとっては、犯人の動機や背景などが詳しく知ろことができてよかったです。

内容★★★★


拍手[0回]

PR
2011/04/26 (Tue) 16:40

角川文庫
2002年10月

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。






犯行の小道具とか、多分試したんだろうなって思うくらい具体的で詳しいですね。
貴志さんはどの作品でも詳細に調べていることが窺われます。
主人公のような立場に追い込まれたら、必ずしも殺人は罪だというのもどうだろうという気にさせられます。
誰に少年を苦しみから助けて出してあげることができたのでしょう。
彼の切羽詰った思いがひしひしと伝わってきました。
本当に困っている人を救済できない法律の不完全さ、マスコミによろ加害者家族の問題などなど、考えさせられるテーマが盛り込まれていて、ストーリーに重厚さが増してました。
映画も観てみようかな、なんて今更ながら思い始めています。

内容★★★★★


拍手[0回]

2011/04/22 (Fri) 21:48

角川ホラー文庫
2000年12月

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。





「クリムゾンの迷宮」や「ダークゾーン」とは違った怖さ。
しかし怖過ぎでしょ。おぞましいというか。
現実にありえそうなのが尚更怖いです。
貴志さん、よく調べてますね。
いろいろなことが勉強できて、お得な気持ちにもなりました。
火の通ってないものはもう、食べられないかもしれない…。

内容★★★★★


拍手[0回]

2011/04/20 (Wed) 19:44

角川ホラー文庫
1999年4月

藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。ここはどこだ?傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」






貴志さんの本を読むときはいつも緊張して力が入ってしまい、疲れます。
これもそんな一冊。
でも、止められない。
伏線はいつも親切というか判りやすくて、結構早めにネタバレしちゃってるのですが、それでもスリルは最後まで続きます。
私は、貴志さんの作品の場合、オチよりもその過程を思い切り楽しむのが正解なのだと思ってます。
今回の主人公はまともでしたね。(自分が読んだな中では初。)

内容★★★★★


拍手[0回]

2011/04/16 (Sat) 20:55

角川ホラー文庫
1998年12月

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。






前半が普通の展開だけに、後半の押し捲りは半端ないです。
怖かった。
もう、急いで読んでしまう自分がいました。
やっぱり貴志さん、すごい。
生命保険や犯罪心理学の勉強にもなったし。
何より、ラストの言葉には考えさせられました。

内容★★★★★


拍手[0回]

  HOME   1  2  3 
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリー
フリーエリア
にほんブログ村 英語ブログ 洋書・映画の英語へ blogram投票ボタン ↑ランキングに参加していますので、いずれかクリックしていただけると励みになります。 しかっちさんの読書メーター
ブログ内検索
プロフィール
HN:
しかっち
性別:
非公開
バーコード
カウンター
最新コメント
最新TB
忍者ブログ [PR]