2011/04/20 (Wed) 19:44
角川ホラー文庫
1999年4月
藤木はこの世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を覆う、深紅色の奇岩の連なり。ここはどこだ?傍ら携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された」
貴志さんの本を読むときはいつも緊張して力が入ってしまい、疲れます。
これもそんな一冊。
でも、止められない。
伏線はいつも親切というか判りやすくて、結構早めにネタバレしちゃってるのですが、それでもスリルは最後まで続きます。
私は、貴志さんの作品の場合、オチよりもその過程を思い切り楽しむのが正解なのだと思ってます。
今回の主人公はまともでしたね。(自分が読んだな中では初。)
内容★★★★★
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