2011/04/29 (Fri) 17:51
角川文庫
2007年10月
著者初、密室を舞台にした、本格ミステリー小説!
エレベータに暗証番号、廊下に監視カメラ、隣室に役員。厳戒なセキュリティ網を破り、社長は撲殺された。凶器は。殺害方法は。弁護士純子は、逮捕された専務の無実を信じ、防犯コンサルタント榎本の元を訪れるが--
見えない殺人者の、底知れぬ悪意。異能の防犯探偵が挑む、究極の密室トリック!「青の炎」から4年半、著者初の本格ミステリ!
日曜の昼下がり、株式上場を目前に、出社を余儀なくされた介護会社の役員たち。エレベーターには暗証番号。廊下には監視カメラ、有人のフロア。厳重なセキュリティ網を破り、自室で社長は撲殺された。凶器は。殺害方法は。すべてが不明のまま、逮捕されたのは、続き扉の向こうで仮眠をとっていた専務・久永だった。青砥純子は、弁護を担当することになった久永の無実を信じ、密室の謎を解くべく、防犯コンサルタント榎本径の許を訪れるが―。
これも貴志さんらしく、綿密に調べられていて勉強になったし、面白かったです。
セキュリティー、介護等々。
二部構成で、第一部は探偵側から、第二部は犯人側となっていて、賛否両論あるようですが、純粋に推理を楽しむわけではない私にとっては、犯人の動機や背景などが詳しく知ろことができてよかったです。
内容★★★★
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