2010/06/04 (Fri) 00:48
講談社文庫
2008年8月
紫木一姫(ゆかりきいちひめ)って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」
「救い出すって……まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」
人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合(すみゆり)学園、またの名を《首吊高校(クビツリハイスクール)》に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる――。
新青春エンタの真打ち、〈戯言シリーズ〉。維新を読まずに何を読む!
戯言シリーズ第3弾。
相変わらずの屁理屈振りというか、言葉の奔流に流され、いい気分で読み終えました。
今回は漫画ネタも多かったです。ドラゴンボール、ジョジョ、アストロ球団…。漫画じゃないけど、サンバルカンなんてのもありましたね。
内容は相変わらず破天荒なのですが、キャラがイキイキしてるから、なんでもOKって感じですね。この読んでいて楽しいって感じが病みつきです。
いーくんの過去も、シリーズを通して小出しに明らかになってきています。あいかわらず本名は不明ですが。妹の名前は明かされていて、その妹と同じ名字ならば井伊ですけど。
今回のメインキャラは、哀川潤と紫木一姫。
哀川潤のぶっちぎりのカッコよさが堪能できます。一姫も今後も登場しそうな予感。
とにかく続きが楽しみです。
内容★★★★★
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