2010/06/03 (Thu) 21:06
光文社
2010年2月
中学校で起きた無差別殺傷事件。物語が二転三転していくなかで暴かれる戦慄の真相とは…。11月4日午前8時30分。ある私立中学校に1人の男が侵入する。1人の女子生徒が、彼の行動を見て叫んだ。「みんな逃げて!」果敢に男に立ち向かう彼女を悲劇が襲う。そして事件後、警察で秘かに行われた、ある特別な「再現」。そこから、思いもよらない事実が明らかになっていく…。スピーディーな展開に目が離せない。斬新な視覚効果を図った実験的小説が誕生。第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
本格推理とはいえないかもしれませんが、図の多用と、まるで映画を観ているかのような場面の頻繁な切り替えが斬新で面白かったです。
最終的にはどうかと思いましたが、二転三転する推理はなかなかに楽しめました。
キャラに奥行きというか、リアリティががない点が残念でした。
内容★★★★
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