2011/01/17 (Mon) 14:25
小学館 ビッグコミックス
2010年12月
終末の叫びが響き渡る――衝撃展開巻!!
「多臓器不全及び反社会性人格障害」。
政府によりそう定義された「奴ら」が跋扈する中、それに現実感を抱けず右往左往する人間たち……
そんな状況の中、いよいよ樹海から抜け出した英雄と比呂美は、感染のパニックに陥る群衆の中へ!!
錯綜する情報、見えない全貌、振り払えない恐怖……
果たして人々を導く「ヒーロー」は現れるのか!?
その時、英雄は!?
そして遂に、事態は思いも寄らない方向へ急転する――!!
容赦ない展開ですね…。
絶望へと突き進むだけなのでしょうか。
2chなどで表現された、日常からの急激な変化を受け入れられず、現実逃避もしくは他人ごとにしている人々の様子がリアルに感じました。
内容★★★★
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2010/12/25 (Sat) 11:00
幻冬舎 バーズコミックス スペシャル
2009年9月
陣痛で苦しむ妻の元へ帰ろうと、浮気相手のマンションを出たところで記憶が途切れた男。彼が後頭部の痛みで目を覚ますと、そこは緊急停止したエレベーターの中だった。エレベーターの中にいたのは、チンピラやゴスロリ少女など変わった人たちばかり。しかも、全員犯罪歴があるようで!?そんな彼らと「密室状態」なんて――まさに悪夢!!
読み始めは、なんて安直な設定、なんて思ったりもしましたがそんなことはなく、予想外の展開で楽しめました。
ちょっと破天荒な向きもあるので、コメディタッチらしい原作の方がより面白そうです。
映画も気になるけど、やっぱり原作が読んでみたいです。
内容★★★★
2010/11/01 (Mon) 19:06
小学館 ビッグコミックス
2009年8月
小学館 ビッグコミックス
2009年12月
小学館 ビッグコミックス
2010年5月
小学館 ビッグコミックス
2010年8月
①鈴木英雄。35歳。漫画家のアシスタント生活。妄想の中でしか現実に勝てず、そんな自分に付き合ってくれる彼女との仲にも、不安と不満が募る。だがある日、現実の世界が壊れ、姿を変えていき…!? 『ボーイズ・オン・ザ・ラン』完結から1年。花沢健吾の新境地!!
②変わり果てた姿で迫ってくる、愛する女性てっこ。恐怖はない。ただ、ワケが分からない。いったい、何が起きているのか? そして、事態を少しずつ把握した英雄は街中で、仕事場で、現実世界の異変を目の当たりにすることに…!!
③混乱…狂騒…紛糾…崩れ落ちる日常! パニックの首都圏を命からがら逃れた英雄が辿り着いたのは、富士の麓の地下道だった――!! 体温と動悸が平静を取り戻すと同時に、英雄は圧倒的〓孤独〓と出会う。そのとき、男はヒーローになれるのか!?
④逃走の末、辿り着いた富士の樹海で英雄が出会ったのは、制服の女子高生・比呂美だった。安住の地も、絶望する暇もなき世界で、二人を次々と「感染者」たちが襲う!!傍らには散弾銃。英雄は「かつて人間だったもの」に対し、その引き金を引けるのか――!?
設定としてはよくあるゾンビ物と同じようです。
ただ違うのは、主人公の煮え切らなさというか、ダメっぷりが見事なことでしょうか。ギャグではなく。
他人を助けるわけでもなく、なかなか状況判断できないところは、やたらにリアルに感じましたが、あまりにも日常生活に囚われすぎて、緊急時の頭の切り替えができない主人公にだんだんイライラしてきました。
でも、新たに女子高生のヒロインの参入により、なんとかイライラは解消されそうです。怖いのはわかるけど、女の子の手前、虚勢ぐらい張れないもんですかね、英雄君。
しかし第1巻は、マンガ製作の実態はわかるものの、このストーリーの前置きとしては長すぎ?
内容★★★★
2010/08/17 (Tue) 09:49
小学館 ヤングサンデーコミックス
2010年8月
この国には、国家繁栄維持法という名の法律がある。そこでは、多くの人間を生かし、国を繁栄させるため、選ばれた若者をあの世へ逝かす紙・”逝紙”が配られている―
届けられた死亡予告証。残された時間わずか1日。
「生まれつき美形で、この先もイケメンとして生きていけるお前らに…僕の悲しみがわかるのか!!お前らこそ…国家に全員ブッ殺されればいいんだ!!」
国民的大人気!魂揺さぶる究極極限ドラマ、第8弾!!
交通事故により相手を死なせてしまった男の苦悩を描くEpisode15「罪と罰」、醜男だった男が整形により、コンプレックスから脱却しようとあがく姿を描くEpisode16「初恋の素顔」の2編を収録。
何かどこかでみたことがあるようなお話で、目新しさは感じませんでした。少なくとも、魂は揺さぶられませんでした。少しネタ切れが心配になって来ました。
配達人・藤本くんの話も停滞していて、まだまだ展開は先になりそうです。とりあえず上からマークされているということだけです。
内容★★★
2009/10/31 (Sat) 14:56
小学館ヤングサンデーコミックス
2009年10月
この国には、国家繁栄維持法という名の法律がある。
そこでは、多くの人間を生かし、国を繁栄させるため、選ばれた若者をあの世へ逝かす紙・”逝紙”が配られている――。
届けられた死亡予告証。残された時間わずか1日。
”俺の可能性をまだ信じてるやつがいる。そうだ、ここでやめたら俺の人生そのものが嘘になる。笑われようが、バカにされようが、最後の最後までやり通すんだ。さあ、克典――自分のすべてを、最後の一滴まで搾り出せ!”
ここにも「たとえ明日、地球が滅びるとも、今日、君はりんごの樹を植える。」な人たちがいました。
死を宣告され、24時間以内に、私になにができるだろうか。
これを読む度に、一日一日の大切さを思い知らされるのですが、追われる毎日に埋もれ過ごしているだけになってしまいます。
この本に出てくる登場人物のように、人に意志を継いでもらえるようなそんな人間になりたいとも思いますが、まだまだ遠そうです。
そして、今回も泣かされた私は、それが関の山なのでしょう。
内容★★★★★