2010/04/27 (Tue) 09:44
宝島社
2009年2月
本作は、シリーズ第3弾『ジェネラル・ルージュの凱旋』の原点である中編小説『ジェネラル・ルージュの伝説』と、海堂ワールドを網羅した「海堂尊ワールドのすべて」のふたつから成り立っています。救命救急センター部長・速水が「将軍」と呼ばれるきっかけとなった事件が描かれた小説と、海堂尊の日々を綴ったエッセイや、創作の秘密を惜しみなく明かした自作解説を収録。すべてこの本のための書き下ろしです。さらに、広がり続ける「海堂尊ワールド」を徹底解剖した、登場人物一覧&関係図&年表&用語解説&医療事典付き。ファン必読です。
映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」で、堺雅人さん演じる速水晃一が気にいってしまったのがこの本を読むきっかけでした。
映画の回想シーンでも少し触れられる、速水が「ジェネラル」と呼ばれるようになったその事件の詳細が描かれた中編が載っているからです。
期待に違わず、その恰好良さを堪能できる小説といえると思います。
年表は、そうですね、自分とは全然違う世界の人だな、という印象。海堂さんは立派な人ですね。活動的でもあるし。つい比較してしまい、自分は何をやっているのかと思うと、悲しくなります。
作品解説や年表の後半部分、キャラ相関図は、かなり参考になります。
これを見ていると全巻制覇したくなること請け合いです。
また、改訂も多いらしく、既刊でしたら、最新の本を買ったほうがよさそうです。未だ読んでないですけど、私の持っている「ナイチンゲール」は初版なので、ちょっと悲しかったです。
とにかくこの本は、海堂尊ファン、これから海堂尊ファンになろうとしている人には必需品と言えそうです。
内容★★★★
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