2009/09/21 (Mon) 00:22
2006
シェリル・フーヴァー(トニ・コレット)は、ニューメキシコのアルバカーキに住む主婦。二人の子供に手を焼く毎日を過ごしていた。その兄であるフランク(スティーヴ・カレル)は「自称」アメリカで1番のプルースト学者であり、ゲイだった。彼は教え子の恋人にフられて自殺未遂を起こしたのだがなんとか助かり、しばらく妹シェリルの家で過ごすことになる。シェリルの夫リチャード(グレッグ・キニア)は常に勝ち組になることを意識し、子供たちにもそう教え込む超堅物男。常に携帯電話を片手に持ち、仕事の話と、妻との喧嘩が絶えない。長男ドウェーン(ポール・ダノ)は空軍のテストパイロットになることを夢見る15歳の童貞少年。ニーチェに影響され、夢を叶えるまでは「沈黙の誓い」のため全く口をきかない。リチャードの口汚い父親であるエドウィン(アラン・アーキン)はヘロイン中毒者で、つい最近老人ホームを追い出されたばかり。そして孫娘オリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)とともにダンスの猛特訓を続ける毎日。 ある日、オリーヴはカリフォルニアのレドンドビーチで行われる「リトル・ミス・サンシャイン」のコンテストの出場資格を得たことを知る。嫌がるドウェーンとフランクを巻き込み、一家はボロボロの黄色いマイクロバス(フォルクスワーゲン・タイプ2)に乗って800マイル(1,287km)の旅に出る。
バラバラだった家族が、あることをきっかけにひとつにまとまっていく物語です。
そしてその終わりは、完全なハッピーエンドとは言い難いかもしれません。
だけど、それでいいのかもしれません。
何もかもうまくゆくことなんて、そうそうあるはずはないのだから…。
そして彼らは、それでも、かけがえのにものを手に入れたのだから、この先も支え合い、なんとかやっていくのだと思います。
じわじわっとくる、感動の物語。
本当の幸せというものを教えてもらった気がします。
この映画に出てくるバスは、家族の象徴のように見えました。
みんなで力を合わせないと動かない…。
内容★★★★
PR
Comment