忍者ブログ
アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
Admin / Write
2024/05/10 (Fri) 02:24
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009/12/12 (Sat) 10:53

2005
監督:ウッディ・アレン
出演者:ジョナサン・リース=マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、マシュー・グッド、エミリー・モーティマー
原題:Match Point
上映時間:124分
製作国:イギリス・アメリカ・ルクセンブルグ

男は人生の深遠を覗き"運に恵まれた"とつぶやく
ただ、運に左右される人生は不安だ
自分の力が及ばないからだ
テニスの試合でボールがネット上に当たる
その瞬間 ボールがどっちに落ちるか──
運良く向こうに落ちたら、勝ち
こっちに落ちたら、負けだ

ロンドンに住む元プロテニス・プレイヤーのクリス・ウィルトン。野心的なクリスは、彼がテニスを教えている大金持ちのトムと親しくなり、やがて彼の妹クロエと婚約、結婚する。
クロエの父の経営する大企業でも重役ポストを与えられ、憧れの上流階級への仲間入りを果たす。お金、社会的地位、妻―着実に夢に描いてきた生活を手に入れていくクリス。だが彼は挑発的なトムの婚約者、ノラにどうしようもなく惹きつけられ、関係を持ってしまう。
妻はイギリス上流階級のお嬢様。 愛人は美しいアメリカ人の女優。しだいに、妻クロエとノラとの間の二重生活を密かに築いていくクリス。愛欲と野望の狭間でクリスの想いは激しく揺れ動き、ついにとんでもない結末へと辿りつく......。


ウッディ・アレンの評判はよく聞きますが、私にはどうもイマイチピンときません。というか、語るほどには観ていませんけど。
この作品も面白いは面白いですが、絶賛というほどでもないというのが、私の印象です。
人物とかは上手く描けていて、かなりリアルだと思います。
テーマである運も、おかしくない程度に抑えられています。
そつがない代わり、こじんまりとしてしまっているという感じがどうにも拭えません。
スカーレット・ヨハンソンの魅惑が強すぎたせいで、そう思えてしまうのかもしれません…。

内容★★★★



拍手[0回]

PR
2009/10/14 (Wed) 11:36

2005

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック開催中に、パレスチナゲリラ“ブラック・セプテンバー 黒い九月”によるイスラエル選手団襲撃事件が起こる。人質となった選手11名は全員死亡。これに激怒したイスラエル機密情報機関“モサド”は、秘密裏に暗殺チームを編成、首謀者11名の殺害を企てる。リーダーに任命されたアフナーは、仲間4人とともに殺害を実行していくが、次第に自分たちの任務に疑問を感じ始めていく。


原題:MUNICH

一部創作はあるものの、実話に基づいた作品だそうです。

イスラエルとパレスチナの問題は、漠然としか知らなかったので勉強になりました。
スピルバーグ監督の作品としては、「シンドラーのリスト」に続いての勉強会でした、私にとって。
3時間近い映画なのに、それを感じさせない演出力は見事です。

もうこの争いは、どちらが始めたとかは関係なく、やられたらやり返す的に永遠に続いていくのでしょうね、何かを変えない限り。
現にこの主人公は、自分がしたことを相手もしてくるのではないかと、疑心暗鬼に陥っています。
任務成功の喜び、勝利の喜びなど皆無のようです。
末端(実行犯)にとっては、もう主義とかではなく、やられる前にやるという恐怖心で動いているようにも思えました…。

この映画の中に本当に幸せな人などいないように思えます。
この映画を観て、争いの虚しさをつくづく感じさせられました。

007のダニエル・クレイグも出演していたのですが、印象がかなり違っていて、最初は気付きませんでした。

内容★★★★


拍手[0回]

2009/09/22 (Tue) 10:15

2005

戦車のような車椅子で激しくぶつかり合うことから“マーダーボール”と呼ばれる過激な競技、ウィルチェアーラグビー(車椅子ラグビー)で世界一を目指す男たちに迫ったドキュメンタリー。“荒くれ者”マーク・ズパン率いるアメリカ代表チームと、かつてアメリカ代表選手として活躍していた“裏切り者”ジョー・ソアーズがコーチを務めるカナダ代表チームとの因縁の対決など、個性豊かな選手たちによる熱い戦いが圧倒的な迫力で描かれる。


身体障害者は、触れてはいけないもの、見てはいけない、話題にしてはいけないなどと思っていた自分が恥ずかしくなる映画でした。
彼らは、今の自分を受け止め、諦めることなく一生懸命生きている、しかも堂々と、というのがひしひし伝わってきました。
当たり前ですが、彼らに負い目はなく、健常者のほうが一線を引いてしまっているのが現状のようです。

ナンパもするし、結婚もするし、車も運転するし、料理もする…。
彼らにとってはそれは当たり前のことなんですね。
勝手にできないだろうと思い込んでいた自分が情けないと思うと共に、それをできるようになるまでの不屈の精神に敬服します。
コンプレックスだって絶対ないとはいえないだろうに、彼らはそれを見せません。
サイン会のときに、大人だったらたじろうぐような質問を子供がストレートに尋ねても、普通に応えていた姿はとても感動的でした。

性生活など、つっこんだ点にも触れていて、びっくりしました。
それは評価できるのですが、子供に見せられない要因にもなるのが悩ましいところです。

へんに気遣って、距離を置く。
そうのほうが失礼な気がしてきました。
とても勉強になったドキュメンタリーでした。

内容★★★★



拍手[0回]

2009/09/04 (Fri) 09:48

2008

舞台はエーゲ海の架空の島にあるホテル。ホテルのオーナーであるドナ・シェリダンと娘のソフィーは、親子二人で仲良く暮らしていた。
そのソフィーの結婚式が明日に迫り、招待客が船で島に到着しはじめる。ドナは古い友人のロージーとターニャを迎えに行き、久し振りの再会に大喜び。
一方ソフィーは自分の友人達にある計画を打ち明ける。ドナの日記を盗み読みした彼女は、自分の父親候補が3人いることに気付き、その3人の男性にドナの名前で招待状を送っていたのだった。ヴァージン・ロードを父親と歩きたいと願うソフィー。もちろんドナはこの計画を知らない。父親候補のサム、ハリー、ビルはそんな事情も知らずに、20年ぶりにドナに会いに戻ってくる。


有名なミュージカルの映画化だったのですね。
知らなかった…。
全てABBAの曲で構成されています。
使用されている曲の半分くらいしか知らない私ですが、十分楽しめました。
曲のノリもいいし、ストーリーも爽やかでいてしんみりしていていいです。
こんなに上手く作れるのなら、他のアーティストの曲のも観たいです。

ほぼメインとなって歌って踊っている、ドナとその友達、3人に父親候補のうち2人(コリン・ファースのみ40代後半)は50代後半なのですから、驚きです。
ソフィ役のアマンダ・セイフリードは本当に歌が上手いですが、残りの人はそうでもないところが、親近感が沸き、自分もまだまだやれるのではないかと思わせ、元気が出る秘密なのかもしれません。
人生の楽しみ、幸せは幾つになってもあるものなのですね。

なお、続編の可能性は十分あるようです。
勿論ABBAの楽曲で。

内容★★★★




拍手[0回]

2009/08/25 (Tue) 10:00

2004

アメリカ中西部でトレイラー・ハウスに住むほど貧しい上に家族が崩壊状態にあり、死んだ父親以外から優しい扱いを受けてこなかったマギー・フィッツジェラルドは、プロボクサーとして成功して自分の価値を証明しようと、ロサンゼルスにあるフランキー・ダンのうらぶれたボクシング・ジムの戸を叩いた。
フランキーはかつて止血係(カットマン)として活躍した後、トレーナーとなってジムを経営し、多くの優秀なボクサーを育ててきた。しかし、彼らの身の安全を深慮するあまりに慎重な試合しか組まない上に不器用で説明が不足していたことからビッグチャンスを欲するボクサーたちに逃げられ続け、その不器用さは家族にも波及し、実の娘ケイティとは音信不通になっている。
マギーがジムに入門したのは、フランキーが最近まで手塩にかけて育ててきたビッグ・ウィリーに逃げられたばかりの時だった。最初フランキーはマギーのトレーナーになることを拒んだものの、フランキーの旧友でジムの雑用係、元ボクサーのエディ・『スクラップ・アイアン』・デュプリスが彼女の素質を見抜いて同情したこともあり、次第にフランキーは毎日ジムに通い続けるマギーをコーチングしはじめる。そして練習を通じ、やがて2人の間に実の親子より強い絆が芽生えて行く。
マギーはフランキーの指導の下、試合で勝ち続けて評判になりはじめる。あまりの強さから階級を上げる事になったものの、そのウェルター級で遂にイギリス・チャンピオンとのタイトルマッチにまでたどり着く。この試合でアイルランド系カトリック教徒のフランキーは、背中にゲール語で「モ・クシュラ」と書かれた緑色のガウンをマギーに贈るが、マギーがその言葉の意味を尋ねても、フランキーはただ言葉を濁すだけだった。
タイトルマッチの後も勝ち続けてモ・クシュラがマギーの代名詞ともなり出した頃、フランキーは反則を使う危険な相手として避けてきたWBA女子ウェルター級チャンピオン、『青い熊』ビリーとの試合を受けることを決める。しかし、その試合で、二人を待っていたものは衝撃の結末だった…。


アカデミー賞4部門受賞作品。
にもかかわらず、かなりの論争を巻き起こした作品らしいです。
それは、ラストで「尊厳死」について扱っているからだそうです。
私としては、クリント・イーストウッドは多分、これが正しいこととして描いているわけではなく、彼らはこういう選択をしたというだけのことだと思うのですが…。
だって、明らかにそれが正しいなんていう描き方には見えなかったのですが…。
人それぞれ考え方は違うと思うし、映画にすると、それを主張していると捕らえて反発が巻き起こるのはどうなのでしょう。
問題定義のない、画一された映画しか排出されなくなってしまうのではないでしょうか?
そちらのほうが不安です。

主演は「P.S.アイラヴユー」のヒラリー・スワンク。
二つの作品を比べるとまるで別人。すごい女優ですね。

この映画のテーマは、包み込むような静かな愛にあると思うのですが、私には「君に読む物語」と同じように思えてなりません。
前半のスポ魂の印象は、映画が進むにつれ、静かに胸に沁みいる感動に変わります。
家族とは何なのか、人生とは何なのか、考えされます。

内容★★★★★


拍手[0回]

  HOME
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー
フリーエリア
にほんブログ村 英語ブログ 洋書・映画の英語へ blogram投票ボタン ↑ランキングに参加していますので、いずれかクリックしていただけると励みになります。 しかっちさんの読書メーター
ブログ内検索
プロフィール
HN:
しかっち
性別:
非公開
バーコード
カウンター
最新コメント
最新TB
忍者ブログ [PR]