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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
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2024/04/26 (Fri) 06:00
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2009/10/01 (Thu) 09:46

2008

妻に先立たれ、一人暮らしの頑固な老人ウォルト。
人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。
そんな彼に、息子たちも寄り付こうとしない。学校にも行かず、仕事もなく、自分の進むべき道が分からない少年タオ。彼には手本となる父親がいない。
二人は隣同士だが、挨拶を交わすことすらなかった。
ある日、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カー<グラン・トリノ>を、タオが盗もうとするまでは ――。
ウォルトがタオの謝罪を受け入れたときから、二人の不思議な関係が始まる。
ウォルトから与えられる労働で、男としての自信を得るタオ。
タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。
しかし、タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる。
彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは――?


「ミリオンダラー・ベイビー」「硫黄島からの手紙」「ミスティック・リバー」「パーフェクト・ワールド」「許されざる者」…。
クリント・イーストウッドって結構監督作多いのですね。
マカロニウエスタン大好きな私にとって、クリント・イーストウッドのファンであることは当然ですが、監督として意識し始めたのは「ミスティック・リバー」からでしょうか。
「ダーティハリー」「夕陽のガンマン」などのように、主演代表作からのイメージはアクション俳優という印象ですが、監督作はアクションに頼ることなく、骨太で考えさせられる作品が多いです。
この作品も例に洩れず、アクションはほとんどなく、有名俳優起用もなく、まさに中身で勝負といった感じでした。

フォード→トヨタに見るアメリカ経済の衰退、他民族の移住、人種差別、家族の絆の希薄さ、なくなるとのない理不尽な暴力…。
様々なアメリカの問題点が浮き彫りになっています。
でもこれはアメリカに限らず、日本でも起こりつつある問題でもあると思います。
そして衝撃のラスト。
この作品を以って俳優業を引退すると発表したクリント・イーストウッドですが、私にはこの作品は、銃を撃つことを生業としていた主人公ハリーたちの最後にも見えたのでした。

内容★★★★★




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2009/08/22 (Sat) 09:54

1987

男言葉を使い、いつもドラム・スティックを持ち歩いているボーイッシュな女の子ワッツは、クラスの悪ガキも一目置く存在だ。彼女は幼なじみのキースに片想いをしていたが、キースはそんな彼女の気持ちには全く気づかず、ワッツに恋の相談を持ちかけるほどハイスクールのマドンナ、アマンダに夢中だった。ある日、キースは思い切ってアマンダをデートに誘う。すると、ボーイフレンドとケンカしたアマンダは、その勢いからキースとのデートをOKしてしまう。有頂天のキースを見るに見かねたワッツは、自分の気持ちを捨てて彼の恋に協力する…。
『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』のジョン・ヒューズ&ハワード・ドイッチのコンビが贈る、瑞々しくて切ない青春映画の佳作。どうしても恋する想いを伝えられない男勝りの女の子ワッツをメアリー・スチュアート・マスターソンが好演し、80年代ロック&ポップスがストーリーを盛り上げている。


原題:Some Kind of Wonderful
ジョン・ヒューズさんが最近お亡くなりになったときき、この映画を思い出しもうう一度観ることにしました。
相当昔に観たはずなのに、今でもある程度覚えているそのシンプルなストーリーは、その登場人物たちのピュアさにマッチしていて、かなりいい感じです。
ラジカセやらロックやら、80年代を懐かしみながら見ていたのですが、時代はともかくこれぞ青春映画という感じですね。
主人公が重いものを背負ったり、不幸が起きる恋愛映画ではなく、こういうシンプルな恋愛映画は最近見かけない気がします…。
また、主人公の敵になるお金持ちの息子が、ありえないくらい嫌なヤツで現実味に欠けるけど、逆にそれが後味悪くなく観ることができてよかったと思います。

内容★★★★★


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2009/08/20 (Thu) 09:28

2005

「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本で注目を集めたポール・ハギスが脚本に加えて自ら製作と監督も務めた衝撃のヒューマン群像サスペンス。様々な人種が入り混じり、人種間の摩擦と緊張が極限にまで高まるアメリカのロサンジェルスを舞台に、次々と引き起こされる“衝突”の連鎖によって運命を狂わされていく人々の姿を多彩な俳優陣の豪華競演で描き出す。
 クリスマスを間近に控えたロサンジェルス。黒人刑事グラハムとその同僚でヒスパニックの恋人リア。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリックとその妻ジーン。差別主義者の白人警官ライアンと同僚のハンセン。裕福な黒人夫婦キャメロンとクリスティン。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯、大きく狂い始める…。


人種差別という大きなテーマを根底に、様々な出来事が進んでゆきます。
ささやかな誤解からの衝突、やるせない日常からの怒りの矛先としての衝突、否応なしの衝突…。
微妙な摩擦からエスカレートする様がとてもうまく描けているように思えます。
まったく関連のない登場人物たちと思っていたら、最後にはみんな何らかの形で繋がっていたという点も、ちょっと凝っていてよかったかも。

確かにアメリカでの人種差別はすごいなと思いましたが、日本ではどうでしょうか?
いけないことと思っていても、無意識かで差別してしまっていることはないでしょうか?
日本人じゃない人をすべて「外人」と呼んだり、身構えたり…。
白人には下手に出て、黒人やアジア人には高圧的に出たりする人を見かけたことはありませんか?

内容★★★★★


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2009/08/08 (Sat) 10:37

2004

とある療養施設に独り暮らす初老の女性。彼女は若かりし情熱の日々の想い出を全て失っていた。そんな彼女のもとへデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、ある物語を読み聞かせている。それは古き良き時代、アメリカ南部の夏の恋物語だった――。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。裕福な家族とひと夏を過ごしにやって来た少女アリーは、そこで地元の青年ノアと出会う。その時、青年のほうは彼女こそ運命の人と直感、一方のアリーもまたノアに強く惹かれていくのだった。こうして、2人の恋は次第に熱く燃え上がっていくのだが…。


原題:The Notebook
こんな風に激しくも穏やかに人を愛すというその姿に心震えました。
始まりの美しい夕焼けの風景にまず心を奪われ、本当に愛おしそうにキスをする二人に見とれ、老いるという現実に心を痛め…。
貧富の差という現実に引き裂かれる二人という、よくある設定にもかかわらず、陳腐になっていない素晴らしい映画になっています。
嫌な人が登場しない、ピュアな映画に仕立てているのも、とても好感が持てます。
ひとつの、理想的な愛の形を見た気がします…。

内容★★★★★



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2009/07/19 (Sun) 02:30

1995

鬼才サム・ライミが挑んだ、シャロン・ストーンを主演に女ガンマンの活躍を描いた西部劇寂れた田舎町リデンプションは、年に一度の早撃ちトーナメントの開催を明日に控え俄に活気づいていた。町にやって来た女ガンマン、エレンも勢いからその戦いに参加することになるが、彼女には真の目的がある。トーナメントの開催者である悪名高き市長のヘロッドを見るエレンの瞳には復讐の炎が燃え上がっていた……。


かなり前に一度見たのですが、無性にもう一度観たくなったので。
原題:The Quick and the Dead
監督は「スパイダーマン」などのサム・ライミ。
キャストもかなり豪華で、シャロン・ストーン、ジーン・ハックマン、ラッセル・クロウ、レオナルド・ディカプリオ。
だけど、あまり有名ではないみたいです、私は気に入っているのですが。

マカロニ・ウェスタンの雰囲気はそのままに、斬新なカメラワークなどを使って演出しています。
もろに体に穴があいたり、わざとらしい場面もあったりして、そこは今見れば苦笑ものですが、何よりキャラを恰好良く見せているのが素晴らしいです。
音楽も雰囲気出ていていい感じです。
ストーリーも悪くないと思います。

内容★★★★



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