2009/08/08 (Sat) 10:37
2004
とある療養施設に独り暮らす初老の女性。彼女は若かりし情熱の日々の想い出を全て失っていた。そんな彼女のもとへデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、ある物語を読み聞かせている。それは古き良き時代、アメリカ南部の夏の恋物語だった――。1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。裕福な家族とひと夏を過ごしにやって来た少女アリーは、そこで地元の青年ノアと出会う。その時、青年のほうは彼女こそ運命の人と直感、一方のアリーもまたノアに強く惹かれていくのだった。こうして、2人の恋は次第に熱く燃え上がっていくのだが…。
原題:The Notebook
こんな風に激しくも穏やかに人を愛すというその姿に心震えました。
始まりの美しい夕焼けの風景にまず心を奪われ、本当に愛おしそうにキスをする二人に見とれ、老いるという現実に心を痛め…。
貧富の差という現実に引き裂かれる二人という、よくある設定にもかかわらず、陳腐になっていない素晴らしい映画になっています。
嫌な人が登場しない、ピュアな映画に仕立てているのも、とても好感が持てます。
ひとつの、理想的な愛の形を見た気がします…。
内容★★★★★
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