忍者ブログ
アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
Admin / Write
2024/11/16 (Sat) 09:28
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009/10/01 (Thu) 09:46

2008

妻に先立たれ、一人暮らしの頑固な老人ウォルト。
人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。
そんな彼に、息子たちも寄り付こうとしない。学校にも行かず、仕事もなく、自分の進むべき道が分からない少年タオ。彼には手本となる父親がいない。
二人は隣同士だが、挨拶を交わすことすらなかった。
ある日、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カー<グラン・トリノ>を、タオが盗もうとするまでは ――。
ウォルトがタオの謝罪を受け入れたときから、二人の不思議な関係が始まる。
ウォルトから与えられる労働で、男としての自信を得るタオ。
タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。
しかし、タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる。
彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とは――?


「ミリオンダラー・ベイビー」「硫黄島からの手紙」「ミスティック・リバー」「パーフェクト・ワールド」「許されざる者」…。
クリント・イーストウッドって結構監督作多いのですね。
マカロニウエスタン大好きな私にとって、クリント・イーストウッドのファンであることは当然ですが、監督として意識し始めたのは「ミスティック・リバー」からでしょうか。
「ダーティハリー」「夕陽のガンマン」などのように、主演代表作からのイメージはアクション俳優という印象ですが、監督作はアクションに頼ることなく、骨太で考えさせられる作品が多いです。
この作品も例に洩れず、アクションはほとんどなく、有名俳優起用もなく、まさに中身で勝負といった感じでした。

フォード→トヨタに見るアメリカ経済の衰退、他民族の移住、人種差別、家族の絆の希薄さ、なくなるとのない理不尽な暴力…。
様々なアメリカの問題点が浮き彫りになっています。
でもこれはアメリカに限らず、日本でも起こりつつある問題でもあると思います。
そして衝撃のラスト。
この作品を以って俳優業を引退すると発表したクリント・イーストウッドですが、私にはこの作品は、銃を撃つことを生業としていた主人公ハリーたちの最後にも見えたのでした。

内容★★★★★




拍手[0回]

PR
Comment
Name
Title
Mail
URL
Comment
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
  HOME   1462  1461  1460  1459  1458  1457  1456  1455  1454  1453  1452 
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
フリーエリア
にほんブログ村 英語ブログ 洋書・映画の英語へ blogram投票ボタン ↑ランキングに参加していますので、いずれかクリックしていただけると励みになります。 しかっちさんの読書メーター
ブログ内検索
プロフィール
HN:
しかっち
性別:
非公開
バーコード
カウンター
最新コメント
最新TB
忍者ブログ [PR]