2010/04/01 (Thu) 14:43
幻冬社
1999年2月
霧の霊峰で一人の少女・久坂優希と二人の少年が起こした聖なる事件。その秘密を抱えたまま別れた三人が、17年後再会した。そして過去を探ろうとする弟の動きと殺人事件の捜査によって優希の平穏な日々は終わりを告げた-。
「家族狩り」の文庫版を読む前に、なんとなく先に読み始めてしまいました。
何と言うか、ドラマとミステリーが高次元で融合していて、とにかく圧倒されっぱなしの小説です。
テーマは相変わらずすごく重いのですが、親と子のありかた、老人介護など、精神面でいろいろ考えさせられるものがあります。
何故今まで手を出さなかったのだろうというくらい夢中になってしまう本です。
優希の父親が何故殺されなければならなかったのか、また、虐待した母親の殺人事件の犯人は?など、謎の面はこの上巻では明かされていません。
優希の家が火事になったところで、この上巻は終わっています。
続きがとても気になるけれど、途中事情があり、他の本を挟まなければならないのが残念です。
ドラマ化の存在も知ってはいたのですが、まだ観ていません。
こちらもかなりの出来らしいので、いつになるかはわかりませんが絶対観ます。(とにかく時間がほしいです。お金もほしいけど)
*「家族狩り」と違い、こちらは文庫化にあたり、大幅な変更はないということなので、単行本を買いました。単行本は2冊だけど、文庫だと5冊にわかれているのがちょっと嫌だったからです。
内容★★★★★
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