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2010/07/21 (Wed) 11:15

文藝春秋 文春新書
2010年5月

日本にはなぜカエサルのような果断なリーダーが出ないのか? 昨今の政治状況をみれば誰もがこうした疑問を抱くことでしょうが、塩野七生さんは本書で、見事にこの難問に答えてくれます。月刊「文藝春秋」の名物連載がついに新書化。小林秀雄氏や司馬遼太郎氏がそうであったように、ローマの歴史と対話しながら、この国のあり方を根本から論じます。





鋭い視点で、ズバズバッと現代を斬ってくれます。
特に共感したのは
「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できると、人々は夢見るのであろうか。だがこれは、夢であって現実ではない。」
というあたりです。あと、みんな政策は同じで、優先順位が違う程度というところも。
そうですね、今の日本を見ていると、総理大臣だけでどれだけ代わったのでしょう。アメリカのコメント「誰であろうが指示する」に寂しい思いをしたのは私だけでしょうか。
辞めれば責任をとったことになるとも思えないし、挽回の期間って短すぎませんか?
このまま足の引っ張り合いをしていたところで、何も変わらない気がします…。

この本を読んでいて、無性にローマについて学びたくなってしまいました。かなり参考になりそうです。
また、この本は少し情報が古いですが、この続き「日本人へ 国家と歴史篇」は今年のことにまで触れているそうなので、是非押さえておきたいところです。
政治を漠然と批判するだけでなく、自分の意見を持つために、しかもグローバルな視点で考えるための勉強にもなる本です。

内容★★★★★


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