2010/04/12 (Mon) 14:25
丸善
2005年7月
翻訳実務を志す人々にとって避けて通れないトライアル(翻訳会社に登録するために出題される翻訳課題)に合格するコツを惜しみなく伝授。本書は、翻訳に関心のある方のためのメンバーズクラブ「アメリア」のWebサイトに連載の人気コラム「伝・近藤のトライアル現場主義!」を再編集し、書籍化したものである。連載内で行われている公開トライアルの答案を用い、実際の添削における採点者の視点からプロとアマチュアのギャップを明らかにし、このギャップをいかに乗り越えるかという点を中心に解説する。課題は主に技術系マニュアルなどの実務翻訳をとりあげ、実際の翻訳トライアルと遜色のないものであり、翻訳業をめざし努力している方はもとより、既に翻訳実務に携わっている方々にも役立つ内容である。
実はトライアルが何かということも知らず読み始めてしまったので、全ページが大変参考になりました。
翻訳って本当に大変な作業ですね。必要なのは英語力だけではないことをしみじみと思い知らされました。
また実物の添削を使い具体的に解説されているので、とても理解しやすかったです。
採点で重視されるところなどもわかり、とてもためになる本でした。
翻訳家をめざすなら、英語の勉強だけでなく、視野を広げることも大事ですね。
内容★★★★★
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2009/07/03 (Fri) 01:06
Gakken MOOK
2008年4月
今、話題の英語学習法「多読・多聴」を、実践者インタビューや体験リポートなどを盛り込み、多角的に紹介する。CDとデータCDの2枚組みで、合計12時間もの音声が収録されているのが特徴。あらゆる英語学習者に自信を持っておすすめする、渾身の一冊。
多読・多聴を始めるのに最適な一冊。
理論だけでなく、豊富なサンプルは圧巻です。
多読の方はちょっと物足りないかもしれませんが、これだけの音声を聴けるとなると、コストパフォーマンスはすごいですね。
途中までしか聴けないのもありますが、まるまる収録されているのも多数あり、それだけでも購入の価値があるように思えます。
英語を英語で考えるようにするためにも必要な一冊。
内容★★★★★
2009/06/08 (Mon) 23:41
アルク
2002年3月
NHK教育テレビの人気語学講座で講師を務めてきた著者が、実際に世界の人々とビジネスをしてきた経験から、ビジネスシーンでは皆どうやってコミュニケーションをとっているのか、またよりそれを円滑にするためのアプローチは何か、引いてはビジネスを成功に導くコミュニケーション術とは何かをまとめあげた一冊。知性と教養ある大人として世界に通用する英語を話せるようになることを強力にサポートします。ビジネスパーソンはもちろん、全ての成人男女のみなさんに、知的な大人の会話術を伝授します。
【ビジネス英語】
本書収載のパワーワーズ&フレーズ●First Contact 知性と教養ある大人としての、初対面での接し方:1. Hi. 2. I'm... 3. 握手 ビジネス・コミュニケーション 自己紹介の3ステップ|May I have the Sales Dept. please? 営業部をお願いできますか。 などパワーフレーズ10を紹介●Light Contact たまに会うような人といいrelationshipを築いていくために:May I ask how much this is? おいくらかお伺いしてよろしいですか?|I'm sorry to bother you. お忙しいところ申し訳ありませんが。|I'd like a better price. 価格をもう少し考慮していただきたいのですが。 などパワーフレーズ20を紹介●Regular Contact いつも会うような人と互いにrespectしながらうまくやっていくために:I'd really appreciate it if... …していただけると、本当にありがたいのですが。|I look forward to that. ぜひ、よろしくお願いいたします。 などパワーフレーズ30を紹介●Heavy Contact ごく頻繁に接する人と信頼しあえるコミュニケーションをとっていくために:on time 時間通りに/間に合う|deal ビジネスチャンス/条件|business 経営/経営状態/取引 ほかパワーフレーズ&パワーワーズ40を紹介
いかに会話をスムーズに進めるかに重点を置いた本だと思いました。
ほとんどの既存の参考書を「使えない」と言い切っている部分が面白かったです。
これはいる、これはいらない、とスパッと切っているので、まあ、逆を返せば、実戦用には向いている分、試験用には全く向いていないとも言えるかも。
簡単なフレーズが多く、確かに繰り返し練習すれば、しゃべれるかもと思わせてくれます。
ただ、相手も簡単なフレーズだけを返してくれるとは限らないので、聞く方の補強はいるような気もします。
テキストはかなり良い出来ですが、CDにもうひと工夫ほしかった気もします。
何せ、「ペラペラ」と銘打っているわけですから、もうちょっと会話の練習になるような感じにしてほしかったですね、欲を言えば。
ちょっと文句が多い感じになってしまいましたが、会話のなんたるかを知るためにも読んで損のない本です。
内容★★★★
2009/05/24 (Sun) 23:00
講談社パワー・イングリッシュ
2001年4月
「勉強」するだけでは、使える英語は身につきません。スポーツと同じで「練習」が必要です。
使える英語を身につけるには、読んで内容がわかる英文を、自分の身体が覚え込むまで、繰り返し声を出して読んでみることです。音読、そして筆写という、いわば英語の筋肉トレーニングを自分自身でやってみて、初めて英語の基礎回路が自分のなかに構築できるのです。中学1、2年生用の英語教科書から選び抜いた12レッスンで、「読める英語」を「使える英語」に変えてしまいましょう。まずは3ヵ月、だまされたと思って練習してみると、確かな身体の変化にきっと驚くことでしょう。
いろいろな出版社の教科書を題材としてるところが興味深かったです。
音源も一部を除き、出版社の音源をそのまま利用しているようです。
入門編だけあって、かなりやさしい内容となっています。
確かに勉強に仕方はもっともなことをおっしゃってると思いますが、このトレーニングのまま実践するには、かなりの根気が必要とされると思います。
私としては、挫折するまででも、やらないよりはその分だけでもプラスにはなったよ、とそういうスタンスでおススメしたいです。
内容★★★★
2009/05/19 (Tue) 00:50
NHK出版
2008年2月
生粋のニューヨーカーによる、やさしい英文エッセイ
エール大学で日本文化を専攻し、実際に日本に住んだ著者がつづった泣き笑い体験談。NHKテレビ「英会話エンジョイ スピーキング」「テレビで留学!」(2004~2006年度)テキストで連載したエッセイから厳選。読みやすさのなかに知性がキラリと光る英文は、英語力をアップさせるのに最適。語注つき。
難しい単語が使われていないので、読みやすいです。
解説も付いているので、洋書の初期段階にもいいかもしれません。
ただ、超初心者には若干難しく感じるかもしれません。
何より参考になるのは、私たちが当たり前と思っていることを、アメリカ人には驚きとなるギャップ等がわかることではないでしょうか。
あまり共感できない部分もないことはないですが、おおむね興味深く読むことができました。
解説は巻末ではなく、同じページにあった方が良いかなとは思いました。
本文は100ページを切るので、挫折することなく読み終える達成感も得やすいです。
内容★★★★