2011/05/24 (Tue) 09:44
文芸春秋
2011年3月
介助犬にならなかった、いと。けれど、その笑顔でみんなに幸せを運んでくれた―『一分間だけ』の原田マハ(文)、『盲導犬クイールの一生』の秋元良平(写真)、珠玉のコンビが贈る奇跡の物語。
介助犬って何でしょう? 手足に障害のある人の日常生活動作を介助するように訓練された犬を指します。『盲導犬クイールの一生』の写真家・秋元良平氏が出合った介助犬の候補犬「いと」。ゴールデンとラブラドールの血を引く、なんとも表情ゆたかな子です。「いと」のパピーホームをした大田家、途中でキャリアチェンジした「いと」をペットとして引き取った鹿内家、2つの家族と犬の絆を注目の作家・原田マハさんが生き生きと描き出します。
まず、表紙の写真にやられちゃいました。かわいい。
考えれば当たり前のことなのかもしれませんが、介助犬になるにも厳しい適性検査があるのですね。
人ではなく、犬でしかできないこと、またその存在。
その微妙なニュアンスがしっかり描かれていて、考えさせられました。
介助犬について、もっと詳しく知りたいなって思いました。
内容★★★★
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