2010/11/18 (Thu) 09:04
文藝春秋
2010年9月
妊娠をきっかけに会社を辞めることになった、ほとんど口をきいたことのない同僚が最後の日に告げた言葉。会社の近くで働く靴職人の青年がなぜか気になってしまうわたしのとった行動。記憶にない男性からのメールがわたしの心に起こす小さな波。日常の中にあるさまざまな「お別れ」の瞬間を鮮やかに切り取った6篇。史上最年少の川端康成文学賞作家によるちょっとせつない世界。
風情を感じさせる、多分、行間を読み取るような小説かな、と思いました。
そして、私はそれが苦手です。半分読み取れたかどうか…。
その場では思ったことでも、記憶からすり抜けてしまうような些細なことがしっかり表現されているのが、とくにリアルに感じました。
内容★★★
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