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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/04/25 (Thu) 22:38
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2009/09/16 (Wed) 11:26

実業之日本社
2008年8月

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。


読んでいる間、ずっと楽しかった本です。
読み終え、彼ら5人と別れるのが寂しかったです。
莞爾の台詞ではないけれど、私もこんな仲間が欲しかったです。
青春小説なのに問題提議も多く、時々はっとするような言葉もあったりして、かなり考えさせられます。
ストーリー自体に凝った仕掛けとかがあるわけではないけれど、本当に素晴らしい小説だと思います。
キャラが本当に生きています。
こんな本に出会えてよかったと、心底思います。
なんてことは、まるでない。(嘘です。どうしてもやってみたかったのです。)

内容★★★★★



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2009/06/05 (Fri) 01:50

講談社
2008年10月

検索から、監視が始まる。
漫画週刊誌「モーニング」で連載された伊坂作品 最長1200枚
岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」


「魔王」の続編。
「魔王」の50年後ということで世界観もそのままに、二人ほど「魔王」のキャラクターも出てきます。
難しいテーマに正面から取り組んでいます。
そして、「魔王」よりさらに面白くなっています。

普段、何となく疑問に思っていることを、よくここまで文章化したものです、とまず感心。
そして、細かいところまでよく考えて作られています。
「魔王」の完結編といった位置づけでしょうか。
2冊をセットと考えると、「魔王」の評価も上げねばならないですね。
コミカルでスリリングですが、扱ってるテーマはかなり深刻です。

そして何より多佳子の存在。
結局、その正体は詳しく書かれてはいませんが、とても魅力的なキャラだと思いました。

内容★★★★★



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2009/03/19 (Thu) 11:36

新潮社
2007年11月

仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。


2008年本屋大賞受賞作品。

「魔王」はイマイチな印象だったけど、こちらはスゴイです。
伏線も細かく張り巡らされ、詳細な設計図を元に描かれたような作品。
政治、マスコミ等、つい鵜呑みにしがちな事柄についての警告ともとれる内容。
それでいて、緊迫感にあふれ、読むことを中断するきっかけさえ与えない文章。
この作品は手放しでほめるしかないですね。

こんなにいい本ばかりに出会うと、ここ数年ほとんど本を読まなかったブランクが悔やまれます。
今年はどんどん読むゾ~っ。

内容★★★★★


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2009/02/03 (Tue) 09:32

講談社
2005年10月

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていった。五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されることの危うさ。新たなる小説の可能性を追求した物語。


とりあえず、生徒に薦める本について何を参考にしようかと思い、見つけたのが「本屋大賞」。
「芥川賞」だのなんだのは、国語が苦手な生徒には重いかなと思い、こちらを参考にすることにしました。
ここんとこずっと英語漬けで、小説はほとんど読まなかったので、知らない著者ばかりでした。
これはイカンと思い、少し勉強することに。でないと、生徒にも薦められない…。
読んだことがあるのは、恥ずかしながら、2006年4位の「容疑者Xの献身」(東野圭吾)と、2009年ノミネートの「流星の絆」(東野圭吾)いう有様。う~ん、先は長い。

で、3冊目となるこの本。
2006年11位
すごく人気のある作家だそうですが、本当に知りませんでした。
この本だってドラマの原作だと思ってたくらいですから…。選んだ理由もドラマの本ならとっつき易いかと…(全然関係なかったですけど、念のため。)

主人公は超能力を持っていますが、それが話の中心にあるわけではなく、政治をわかりやすく絡めた、生き方を問う物語のようにも思いました。
今の政治の現状を知るうえで、かなりわかりやすい本かもしれません。
これをきっかけに、政治への関心が高まるといいなぁと思います。
ある程度政治を知っている方にはありきたりの内容かもしれませんが、時々放たれる鋭い言葉には考えさせられるものがあります。
ただ、物語的には中途半端に終わっている感じで、途中で放り出されたような気分でした。
なんかしっくりこなくて調べてみたら、どうやら「モダンタイムス」という続きがあるようです。
評価はこの50年後の物語を読んだからしたほうがいいのかもしれません。

内容★★★★


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