2010/08/04 (Wed) 10:58
メディアファクトリー
2010年2月
シリーズ累計130万部突破の大ベストセラー!!
ファンも多かったルイ君(オタクのフランス人)、ジャックさん(日本語堪能)をはじめ、新キャラクターが大活躍。
学生さんたちもパワーアップして、凪子先生も大忙し・・・。
今日も日本語に関する珍問奇問に答えます!!
思わず爆笑、そしてためになる日本語コミックエッセイです。
1作目に負けず劣らずの面白さでした。
太陽を描くときの赤、漫画の台詞の当て字、忌み言葉等々…。
はっとさせられたり、感心したり、納得したり、大笑いしたり…。勉強になりますねぇ。
日本の文化について、知らないことの多さに気付かされるのと同時に、異国の文化にも少しだけ触れられて、興味をそそられます。
この本を読んで、他の国についてもいろいろ知りたくなってしまいました。日本についてももっと勉強しなくてはなりませんが。
日本語教師って、給料が安く大変らしいですが、毎日が勉強みたいで、やりがいのある職業みたいですね。苦労も多そうですが。
外国語を学ぶということは、その国の文化も共に学ばなければならないということを、改めて認識させられました。
第三弾の登場を心待ちにしています。
内容★★★★★
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2010/08/03 (Tue) 17:05
講談社ノベルズ
2004年2月
新青春エンタの最前線!“さあ、零崎を始めよう”
「零崎一賊(ぜろざきいちぞく)」――それは“殺し名”の第3位に列せられる殺人鬼の一族。その長兄にして切り込み隊長、“二十人目の地獄”にして奇怪な大鋏“自殺志願(マインドレンデル)”の使い手、息をもつかせぬ波乱の向こう側に双識を待つものは……!? 新青春エンタの最前線がここにある!
「戯言シリーズ」のスピンオフ作品。
こちらはほぼ全編にわたりアクションで、こちらのほうがアニメ向きといえるかもしれません。でも、「戯言シリーズ」を読んでいないと完全には楽しめないので、無理があるかな。
くどいようで、実はリズムがあってくどくない、あの独特な言い回しは健在で、そちらの面でも楽しめます。
ストーリーも、「戯言シリーズ」の後半に比べると、すごくスピード感があるように感じました。
人識、哀川潤もしっかり登場しています。
続きは、次男、三男かな?楽しみです。
内容★★★★
2010/08/03 (Tue) 14:39
角川書店
2010年5月
ぼくは小学校4年生で、郊外の住宅地に住んでいる。偉い人になるために努力を欠かさず、勉強もするし、たくさん本も読む。そして、歯科医院の「お姉さん」のことが好きだ。ある日、ぼくの街にアデリー・ペンギンの群れが現れて、ちょっとした騒ぎになった。ペンギンがどこからきたのか、調べ始めたぼくの前で不思議なことが起こった。あのお姉さんがコーラの缶を宙に投げ上げると、それがペンギンに変わったのだ。お姉さんはぼくに言った。「この謎を解いてごらん」ぼくはこれを“ペンギン・ハイウェイ研究”と名付けることにした。
ジブリのアニメのイメージで読んでいました。
そのうちアニメ化するんじゃないかと私は思うものだ。
好奇心・探究心いっぱいの主人公アオヤマくん。
いろいろ冒険できて、うらやましいです。
本当は彼みたいに、若いうちからそういう行動がとれていたらよかったのですが、残念ながら私はそういう子供ではなかったようです。
でも、今からでも遅くないはず。(と自分に言い聞かせ)
いろいろ勉強しようと思ったりしています。
怒らないし、泣かないと決めているアオヤマくん。
なんだか健気です。
悲しみを希望で塗り変えたラストは、せつなくも素晴らしいですが、もう少し感情を出してもよかったのでは、という物足りなさもちょっとだけ感じてしまいました。
それだけ物語に入り込んじゃってたんでしょうね、私。
内容★★★★
2010/08/02 (Mon) 11:06
1996年
監督:バズ・ラーマン
出演者:レオナルド・ディカプリオ、クレア・デーンズ、ジョン・レグイザモ、 ハロルド・ペリノー・Jr、ピート・ポスルスウェイト
原題:Romeo + Juliet
上映時間:120分
製作国:アメリカ合衆国
イタリアの中世都市ヴェローナ。モンタギュー家とキャピュレット家が争いを繰り返し、両家の仲は最悪のものとなっていた。ある日モンタギュー家の息子ロミオ(レオナルド・ディカプリオ)はパーティで恋に落ちる。しかしその美しい少女はキュピレット家の娘、ジュリエット(クレア・デーンズ)だった…。
久しぶりに家族揃って観た映画がこれ。
私のみ2回目で、みんなは観るのは初めて。
今また、世間ではレオナルド・ディカプリオが話題で、彼の出演作を観たいという要望で、私がチョイスしたのがこれでした。いろいろ迷ったんですけどね。ディカプリオが一番美少年だったころということで。
ストーリーは、みんなが知っているシェイクスピアのお話そのまま、台詞そのままなのですが、舞台、小道具などが大胆に現代風にアレンジされているのが特徴です。
あと、目にも鮮やかな色使いが印象的です。
主演二人の、触れれば壊れそうな、儚さと繊細な美しさが出ていて、とても素晴らしい映画だと、私は思います。
名作のストーリーはそのままで、大胆なアレンジを加え、観るのを楽しくさせる。そんな作品が続けて出てくるとうれしいのですが。
内容★★★★★
2010/08/02 (Mon) 09:59
宝島社
2010年5月
かつて伊丹十三監督襲撃事件などで日本社会を震撼させた武闘派団体・後藤組の後藤忠政組長。2008年10月に山口組を電撃引退し、翌年には天台宗系の浄発願寺で得度(得度名=忠叡)。日本中をあっといわせたのは記憶に新しい。
それから1年……財界・政界にも大きな影響力を発揮し、山口組の直参として、日本の深層を生き抜いた後藤忠政とは、いかなる人物なのか?本書は、半年にわたる延べ50時間のインタビューを構成したもので、これまでその人物像が明かされることのなかった伝説の組長の生い立ち、静岡県富士宮を舞台にした愚連隊時代、山口組直参昇格、竹中正久四代目の思い出、山一抗争、伊丹十三襲撃事件、孤高の民族派・野村秋介との交友、企業社会への進出、政界との交流、武富士との攻防、山口組引退の真相、そして自身の人生哲学から女性哲学までが、たっぷりと語られる。
激動の半生を送ってきた人物が語り下ろす、今年、注目度ナンバーワンのノンフィクション!
生き方に感銘を受けるとか、そういう次元の話ではありませんが、権力を持った人のひとつの考え方を垣間見た気がして、参考にはなりました。
嘘をついているとは思いませんが、都合が悪いのか、語られていない部分もかなりあり、そこらへんは、他の情報と照らし合わせながら読んだほうがいいのかもしれません。
とはいっても、政治、企業、芸能界などとの繋がりがあることは認められていて、やはりとは思いつつも、暗い気持ちにもなりました。
何を以って人生の価値とするのかは、人それぞれだとは思いますが、今の社会ではやはり権力(パイプ)と金ということになるのでしょうか。
いろいろ批判とかも出てきますが、それができる(持っている)この人だから言えるのかなと。発展途上国に対する寄付のことでも。
奇しくも、今平行して読んでいる本「白と黒が出会うとき」にも肝臓を悪くした人が出てくるのですが、その本では莫大な費用のかかるアメリカでの肝臓移植は断念しています…。
まったく別世界の人と思っていたのですが、共感できる部分もあったりなかったりと…。
いろいろな考え方を知るというのはやはり大切ですね。
内容★★★★