2010/08/20 (Fri) 09:45
2010/08/19 (Thu) 14:12
Marvel Comics
September 2010
Marvel Comics
October 2010
5つの新しいミュータント反応を監視するため、各地に散るX-Men。バンクーバーにはAngelとIceman、日本にはWolverineとCyclops、メキシコにはPsylockeとDr. Cecilia Reyesが任務に就いていた。
一方Hopeは自分のルーツを追うため、Rogue, Cypher, Nemesisと共にアラスカに向かう…。
孫であることを明かさないまま、祖母に会うHope。祖母が気付かないということは、あまり似てない?写真を見る限り、似ている気もしますが…。
で、その後Hopeが新しいミュータント2人を救済します。
Cyclopsの留守中に、Tony StarkやNamorと会うEmma Frost。
Sebastian Shawを捕えていることを隠しているし、荒れてるし、何を考えているかわからない人です。
Kittyの実体のない状態は、未だ解決の道はなさそうです。
日本にいるWolverineとCyclops。しかし彼らのいるバーの名前「ウィルス」って…。
また、#526の巻末には、ボーナスストーリー"REBUILDING"を収録。
ここでは、Young AvengersのWiccanとSpeedがMagnetoの孫では、という話が。すなわちWanda(Scarlet Witch)の子供というわけですね。
このエピソードは"Avengers: The Children's Crusade"へと続きます。
こちらも面白そうです。
burn a hole in one's pocket お金を使いたくてウズウズする
ball of wax 関連する事柄
内容★★★★
難易度★★★
#526-529 + Uncanny X-Men: The Heroic Age
2010/08/19 (Thu) 09:43
幻冬舎
2010年3月
アメリカのリトルリーグでピッチャーをしていた柊球児は、バッテリーを組んでいたランディと世界大会での再会を約束して日本に戻った。しかし、日本で入ったチームは弱小。アメリカとは違う文化や練習方法になじめず、彼は孤立した。だがチームが負けた後、メンバーそれぞれが野球への思いを打ち明けたことを機に徐々に結束が生まれる。そして、みんなの心がひとつになった時、奇跡の快進撃が始まった。世界の扉は彼らの前に開くのか─。
う~ん。小中学生向きかな。「一瞬の風になれ」とか「バッテリー」などのスポーツ青春小説は大人でも十分楽しめますが、これはちょっときついかな。
単純なストーリー展開はまあ仕方ないにしても、あまり努力なしに勝ち上がっていってしまう展開は、感情移入しにくい気がします。応援し甲斐がないですね。
キャラの心理面の書き込みも物足りなく、薄っぺらな感じ。
逆に言えば、あっさりしているので、本の苦手な子供には最適かもしれませんね。内容は正統派なのだし。
映画化もしてたんですね。まったく知らなかった。
映画を観てから本を読むってのもありかも。
内容★★★
2010/08/18 (Wed) 18:39
講談社
2009年12月
あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。
中学2年でいじめを苦に自殺したあいつ。遺書には4人の同級生の名前が書かれていた――。
背負った重荷をどう受け止めて生きればよいのだろう?悩み、迷い、傷つきながら手探りで進んだ20年間の物語。
講談社創業100周年記念出版
さらに大きく進化した重松清による書き下ろし感動傑作!
なぜ、あいつは僕に、<親友><ありがとう>と書きのこしたのだろうか。あいつを見殺しにした<親友>の僕と、遺書で<ごめんなさい>と謝られた彼女。進学して世界が広がり、新しい思い出が増えても、あいつの影が消え去ることはなかった。大学を卒業して、就職をして、結婚をした。息子が生まれて、父親になった。「どんなふうに、きみはおとなになったんだ。教えてくれ」あいつの自殺から20年、僕たちをけっしてゆるさず、ずっと遠いままだったあのひととの約束を、僕はもうすぐ果たす――。
第44回吉川英治文学賞受賞
「人間って、死にたくなるほどつらい目に遭ったときに絶望するのかな。それとも、死にたくなるほどつらい目に遭って、それを誰にも助けてもらえないときに、絶望するのかな。」
「忘れることで立ち直るのなら、僕は立ち直らなくていい。立ち直りたくない、とも思う。」
などなど、心に沁みる言葉が随所に散りばめられており、テーマも深く、一時も気を抜くことを許さない本でした。
自殺は逃げだとか言う人もいますが、絶望の度合いは本人にしかわかるはずもなく、軽々しくは言えないとも思うのです。
これは鬱病の人についても同様に思うのですが、自力では抜け出すことができず、誰かが助けの手を差し伸べないといけないのではと。
この本は命の大切さを訴えているように思えました。
自殺だけでなく、殺人、事故などでも。命が失われることによって、遺族にも加害者にも、その後の人生にずっと深い影響を与えていきます。
いじめやカッとなっての殺意、不注意…。
謝ったり後悔したってどうにもならない、人の命が軽くないというのはこういうことなんだと、重大なことなんだと、この本は訴えているように思います。
内容★★★★★
2010/08/17 (Tue) 21:06
講談社
2010年6月
あなたは、こんな夫に、こんな父親に、会ったことがありますか。
家族を守ることが生きてゆくこと。そこに迷いはなかった!
ボクにはオジさんがいた。久しぶりに帰郷したボクは、かつて父のもとで働いていた権三から、若き日の父とオジさんの話を初めて聞き衝撃を受けた。 少年はひとりで日本に渡り、働き続け、家族を持った。戦乱、終戦。妻の弟・吾郎は家族と祖国のある半島に帰る。5年後、朝鮮戦争が勃発。吾郎は戦乱に巻き込まれる。過酷な潜伏生活を強いられた弟のために、妻は夫に救済を求める。戦火の中、夫・宗次郎は義弟を助けに戦場に突進する。救いを求める弟。生還を祈る妻と家族。戦火を走る主人公たち。
家族の絆を命がけで守り抜く父の姿を描いた、伊集院文学の原点。新たな代表作というべき、自伝的長篇小説の決定版。
時代や背景が姜尚中さん著「母 -オモニ」とほとんど重なっていて、いっきにこの時代の朝鮮事情に詳しくなった気がしています。
戦争はやはり悲惨で、現地の人たちは過酷過ぎる状況を強いられてしまいます。
宗次郎の勇気と行動力は驚嘆に価しますが、もしお金がなかったらと思うと…。そのお金は戦争特需のおかげなのが皮肉です。しかしそもそも戦争がなければ、そんな危険なこともする必要がないわけで。
核家族(しかもそれさえも崩壊している事件さえ多発)化している現在では考えられない、大きな意味での家族愛。それがここに描かれています。
連載当時は「ボクのおじさん」というタイトルだったそうですが、書いているうちに方向が変わったのか、興味深いところです。
読み終わった今、現タイトルの意味がしっかり胸に落ち着きます。
内容★★★★