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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/05/15 (Wed) 13:48
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2011/08/17 (Wed) 17:09

光文社
2011年6月

七十五歳になる道久礼二郎は、六年前に妻を脳溢血で失った。ただ威張り腐っているだけのダメ亭主だったが、女房は文句を言わずに尽くしてくれた。生前ありがとうの言葉ひとつかけてやれなかったことが悔やまれる日々が続く。いっときは「要介護1」の認定がでるまでに心身は衰弱した。息子夫婦と同居し生活援助を受け、洗顔と入浴と着替えの習慣がつくと、やがて一人で妻の墓参にも出掛けられるようになった。嫁が申し込んで、嫌々ながらも、老人クラブの絵画同好会に入会した。六十代後半が中心で礼二郎は四番目に高齢だった。彼は、六十四歳の岩崎幸子と知り合う。エキゾチックな顔立ちや上品な笑みにも増して、身のこなしの軽やかな華やかな人だった。礼二郎の辛い話を、彼女は親身になって聞いてくれた。二人が親密さを増したころ、内緒で買った携帯電話のメールのやりとりを息子夫婦に見られてしまった。その女性とはどのような関係で、何をしている人かと問い質された。その後、二人の会話が聞こえてしまう。親父名義の土地を生前贈与したほうがいいかと話していた。礼二郎は幸子に、なぜこんな老いぼれの相手をしてくれるのかと訊ねる。「そんな言い方、やめてください」と幸子は言って、彼女は凄まじい過去を語り出した。──制限時間迫る、高齢者の物語が炙り出すのは、究極の恋愛か。





テーマ競作小説「死様」の1冊。(これで3作目)

生きている限り避けることの出来ない老い。
礼二郎にじわじわと押し寄せてくるその老いが、辛くて哀しかったです。
歳をとり、ようやく相手を慮ることが出来るようになったときには身体の自由も利かなくなっていて、記憶も留めておくことができず…。
人間って不合理ですね。
迷惑になることがわかっていても、誰かに看取られて死にたい。そんな本音にはっとさせられました。

内容★★★★


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2011/08/17 (Wed) 11:18

新潮社
2011年6月

ゴールのもっと先にある、何かを俺は掴みたいんだーー『サクリファイス』『エデン』に隠された過去と未来。新たな真実が明かされる、待望のシリーズ最新刊!

他人の勝利のために犠牲になる喜びも、常に追われる勝者の絶望も、きっと誰にも理解できない。ペダルをまわし続ける、俺たち以外にはー。日本・フランス・ポルトガルを走り抜け、瞬間の駆け引きが交錯する。ゴールの先に、スピードの果てに、彼らは何を失い何を得るのか。

老ビプネンの腹の中/スピードの果て/プロトンの中の孤独/レミング/ゴールよりももっと遠く/トウラーダ





このシリーズならではのストイックな雰囲気が大好きです。
作品全体に漂うこの緊張感が堪りません。
それはこの短編集でも十分に味わうことが出来ました。
チカが主人公のエピソードだけでなく、伊庭、石尾、赤城のお話もあり、たっぷり世界に浸ることが出来ました。

内容★★★★


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2011/08/16 (Tue) 18:11

Marvel Comics
August 2011

Marvel Comics
August 2011

3対1の戦いに苦戦するPeter(Spider-Man)。ましてや彼は重傷を負っていた。そこにVultureも加わり形勢はますます不利になるが、MayおばさんがElectroを射殺し、Peterを助ける。だが、Green Goblin(Norman)が目を覚まし…。






最終回・後半。

Human Torchの炎のエネルギーを吸収し、パワーアップするGreen Goblin。
打つ手なしとなり、Peter絶体絶命のピンチに、MJがトラックでGreen Goblinに突撃。
そのトラックの残骸をたたきつけ、Green Goblinに止めを刺すPeterですが、その爆発の余波を受けPeterも力尽きます。
「やったよ。ぼくはBenおじさんを助けられなかった。だけど、Mayおばさん、あなたを助けることはできた…」
MJ、 Mayおばさん、Gwen、Johnnyの見守る中、息を引き取るPeterでした…。

う~ん、もう少し盛り上がる見せ方をしてほしかったところですが…。
物語は "Ultimate Fallout" へと続きます。







内容★★★★
難易度★★


#156-160

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2011/08/16 (Tue) 11:29

新潮社
2011年6月

ある夜とつぜん電話をかけてきた、同級生と称する男。嘘つきで誠意のかけらもない男だと知りながら、私はその嘘に魅了され、彼に認められることだけを夢見る―。私のすべては、23歳で決まる。そう信じる主人公が、やがて24歳を迎えるまでの、5年間の物語。





人の自尊心とかプライドとか劣等感を上手く利用し思い通りにする向伊のやり方が恐ろしかったです。読んでいて逃げ出したかった。
直接的行動ではなく、じわりじわりと来る当たりまさに「ぬるい毒」。
しかし、私にはよくわからない部分も多々ある小説でした。

内容★★★


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2011/08/16 (Tue) 10:56

論創社
2011年6月

Caramel Library Vol.18
幸一は35歳。社会人ラグビーの選手。ある夜、自分のアパートに帰ると、部屋の中に女がいた。どこかで見た顔。彼女はアサミと名乗った。それは、幸一が小学6年の時に病気で亡くなった、母だった。親子二人で過ごした日々が、幸一の脳裏に鮮やかに蘇る。あの頃、母は大人に見えた。が、今、目の前にいる母は、明らかに自分より年下だった…。

水平線の歩き方/僕のポケットは星でいっぱい/クローズ・ユア・アイズ





劇団キャラメルボックスの脚本3本を収録。
いずれもハートウォーミングなストーリーで、できれば公演を見たかったです。
他の脚本も読んでみたいです。

内容★★★★


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