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アメコミで英語、と映画と小説と漫画など
読んだアメコミ、映画、漫画、小説などの記録。 画像をクリックすると、若干大きいサイズで見られます。 ★★★★★……震えます。生きてて良かったと思います。 ★★★★……唸ります。気分が高揚します。 ★★★……うんうん。読んで損はないかと。 ★★……時間を損したかなと悲しくなるかも。 ★……怒りがこみ上げてくるかも?
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2024/05/17 (Fri) 18:59
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2011/08/06 (Sat) 22:05

光文社
2011年6月

「私」は、「月島診療所」という個人医院に看護師として勤めている。月島は、七十過ぎの医師で、十五年前に離婚して妻子は出て行き、医院の二階に一人で住んでいる。「これで終わりですか?」最後の診療が済み、月島先生が口にするいつもの言葉だが、「私」は、何年も聞いてきた言葉なのに「オワリ」という先生の声が特別な響きをともなって耳に居座る。ひと月ほど前に、診療所を閉めると聞かされた。月島先生はゆっくりと診察室を出て行く。「私」は無言で後ろ姿を見送り、先生の背中に影が張り付いていないかを確認する。長年看護師をしてきた「私」は、人の背中に「命が終わる影」を見ることがあるからだ。「私」は、二十七のときから十六年間診療所で働いている。大学病院に勤めていたのがあまりに忙しく、結婚を考え始め、夜勤がなく規則的な勤務ができる職場を求めていた。七年前まで一緒に暮らしていた男がいた。最初の一年でどうしようもない類の男であることは確信したが、その後惰性の数年間だった。月島先生は、本人に、君はジガバチのような男だと言ったことがあった。予め告げられていた閉院の前に、突然月島先生はいなくなった。「私」は先生を捜す。沖縄の離島でやっと再会できた。そこで初めて月島先生の本音を聞かされた。一人で死ぬのが怖いという。──精一杯務めた老医師、その晩年に悔いはあったのか。






テーマ競作小説「死様」の1冊。

「何も持たないまま、大切なものが何もないまま死んでいくのが怖い」と月島先生は言います。
「誰からも相手にされないただの衰えた独りきりの老人になること」が怖いとも言っていました。
まだまだ人生の半分しか生きていない私には考えが及ばないこともあるけれど、この世から消えることそのものよりも、そのときの自分の在り方を恐れているように感じました。
難しいけど、難しいからこそ、ずっと考え続けて行きたいです。

内容★★★★


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2011/08/06 (Sat) 18:05

Marvel Comics
June 2011

Utopiaに取材にやって来た”スーパーヒューマン広報活動”のスペシャリストKate Kildareとカメラマン。彼女の目的はManetoのイメージ向上だった。一方、A.I.M.はサンフランシスコで人工的に地震を起こすことを企んでいた…。





コスチュームの色を白に変えましょうと提案するKate。
これは勿論拒否するMagneto。
始めは恐れられる存在でいいと頑ななMagnetoでしたが、そのままではUtopia全体が危険となる可能性にも言及され、考えを改め始めます。
Cyclops, Emma, Wolverine, Namor, ColossusはA.I.M.を追跡していましたが、地震発生の阻止は失敗。
Magnetoは能力を使い、犠牲を最小限にとどめます。
折りよくいい取材が出来たKateたち。
Magnetoのイメージはよくなるのでしょうか…。



内容★★★
難易度★★★



…で、今後のUncanny X-Menの予告。

なにやらよくわかりませんが、楽しみです。


#534.1 + 535-538

Amazing Spider-Man #654.1, Avengers #12.1, Captain America #615.1, Deadpool #33.1, Hulk #30.1, Invincible Iron Man #500.1, Secret Avengers #12.1, Thor #620.1, Uncanny X-Force #5.1, Uncanny X-Men #534.1 And Wolverine #5.1

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2011/08/06 (Sat) 14:54

Marvel Comics
May 2011

UtopiaにてProfessorとHopeは初めて出会うことになる。ロボット、異星人、サイボーグ…。様々な人に出会ってきたHopeは、ミュータントとそうでない人々といった分け方をするProfessorの考えは古いという。みんな人に過ぎないと。問題は差別だと。どうやらProfessorの時代は終わったようだ…。





Emmaの倫理の授業をボイコットするHope。
Henry MaCoy(Beast)からは、Utopiaを去るよう提案した手紙を貰い、Wolverineには避けられ…。
Scott(Cyclops)には、The Lightsと共にレスキューチームを作ることを認めさせます。
Emmaに「灰にするよ」と云ったり、Cyclopsを脅すとき瞳に炎が宿ったりと、今回もPhenixの片鱗が窺えました。

Laurieはかなり真面目な性格のようです。
Teonは意外にもお茶目です。



内容★★★★
難易度★★★


#01-05

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2011/08/06 (Sat) 09:26

新潮社
2011年6月

時速4キロの行進に特に意味なんてない。だけど―野宿して見上げた満天の星の下で、廃校の暗い教室で、気がついた。この国は思ったよりもキレイだし、俺たちって思ったよりも逞しいんだ。哀れんでなんか欲しくない。4人のマーチは、やがて数百人の仲間を得て、国をも動かすムーブメントになっていき…。爽快で力強い、著者初のロードノベル。





今の就職難に直面している人たちに向けた作者からのエールだと思いました。
希望を持ち着実に一歩一歩踏み出せば、必ず道は開ける。そう教えてくれているようです。
何を持って生きているということを実感するのか、いつのまにか必要でないものを買ったり欲しがったりしていないか、などいろいろ考えさせられました。

内容★★★★


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2011/08/05 (Fri) 21:26

日本経済新聞出版社
2011年6月

夫の暴力から逃れ失踪した女が、身を潜めた地方都市の片隅で生き抜く姿を静謐な文体で描ききり、現在に生きる人が抱え持つ心の闇に迫った力作長編! 絶望と希望、生と死の境界に怜悧に斬り込んだ著者の新境地!





人との出会いって本当に不思議ですね。
絶望に追い込むのも人ならば、その絶望から救ってくれるのも人なんですよね。
多分、泉がこういう状況でなかったら決して交流しないであろう人々が、彼女にとってかけがえのない存在になっているのが感慨深いです。
人生ってそういう出会いの積み重ねなのかも、としみじみ。

内容★★★★


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