新潮社
2011年6月
ある夜とつぜん電話をかけてきた、同級生と称する男。嘘つきで誠意のかけらもない男だと知りながら、私はその嘘に魅了され、彼に認められることだけを夢見る―。私のすべては、23歳で決まる。そう信じる主人公が、やがて24歳を迎えるまでの、5年間の物語。
人の自尊心とかプライドとか劣等感を上手く利用し思い通りにする向伊のやり方が恐ろしかったです。読んでいて逃げ出したかった。
直接的行動ではなく、じわりじわりと来る当たりまさに「ぬるい毒」。
しかし、私にはよくわからない部分も多々ある小説でした。
内容
★★★[0回]
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