2010/10/30 (Sat) 13:57
光文社
2010年7月
自信満々の別の自分を空想する長女・真美。友人たちと揺れる40代を惑う母・春子。転校生にピッチャーの座を奪われそうな長男・健介。係長なのに全然やる気の出ない父・明弘。四人家族の綿貫さんち、それぞれの悩みや不安の日々から生まれる、ささやかだけれど大切なもの。どこか懐かしくて元気が出る、あなたと同じ普通の家族の光り輝く物語。
等身大のお話ですね。みんな小さなことに悩んで、毎日を過ごして、将来に明確なヴィジョンがあるわけでなく…。自分だけじゃないんだと、どこか安心してしまいます。
4編の連作短編からなるこの本は、それぞれお姉ちゃん、お母さん、弟、お父さんという順番で主役は交代していき、時間も少しずつ経過していきます。
この本には、とくに尊敬できるようなできた人物は登場せず、またとくに奇抜な事件が起きるわけでもなく、普通の家族の日常が描かれています。
でも本人にとっては、日常でさえしんどいわけで…。
う~ん、リアルだなぁ。と思う一方、現実はこんなものかと悲しい気持ちもなくはなく…。
内容★★★★
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2010/10/29 (Fri) 14:06
講談社 少年マガジンKC
2008年7月
講談社 少年マガジンKC
2008年9月
講談社 少年マガジンKC
2008年11月
講談社 少年マガジンKC
2009年2月
講談社 少年マガジンKC
2009年4月
⑪精密機械・楊投手率いる明川学園とのベスト8を懸けた死闘がついにクライマックス!両者譲らず迎えた7回……。封殺され続けた青道の機動力が動き出した!互いに譲れぬ理由がそこにある……!!一方、大会を揺るがすダークホースが出現。甲子園までの道程に新たなる波乱が巻き起こる!?
⑫センバツ出場チームの敗退……。夏の嵐が吹き荒れた!大会の台風の目――1年生スラッガー・轟雷市を中心に強力打線を誇る薬師高校との準々決勝。薬師の轟監督は様々な戦略で揺さぶりをかけてくる。対する青道も完全臨戦態勢、最強リレーで迎え撃つ!!青道投手陣は、勢いある薬師打線を抑えることができるのか!?
⑬準々決勝、薬師高校との対戦は、序盤、降谷から沢村への攻撃的継投が功を奏し、青道ペースで先行、強力打線を抑え込む!! しかし薬師のエース、真田が登板し試合は膠着状態に。いつ爆発するか分からない薬師打線、そして怪物スラッガー・轟 雷市との対決を沢村はどう凌ぐ!!
⑭投げ合い!打ち合い!激アツの対薬師、終盤戦!!
降谷、沢村から川上への攻撃的継投で、残り2回、青道2点リード。しかし、強力打線の薬師の猛攻は続き……!一打出れば同点という危機的場面を迎え、いよいよ丹波登場!エースの帰還で、ベスト4進出を懸けた戦いはクライマックスへ!!
⑮地区予選大会ベスト4進出!そして神宮へ――。夢の舞台まであと、2勝……!!次なる相手は、歴戦の名将率いる仙泉学園。データに基づき堅実な采配を振るう監督と、打倒青道に並々ならぬ執念を見せる“大巨人”真木。この厚い壁を乗り越え、決勝へと進めるか――!?
まだまだ続く地区予選。
楊、轟、真田などの魅力的なライバル校のキャラも登場します。
勿論、ひたすら前向きな主役・沢村や、片岡監督、御幸、小湊兄弟、降谷、結城、伊佐敷、増子、クリス、倉持たちにもすでに愛着が湧いています。
これがシリーズ物の醍醐味ですね。
各キャラに見せ場があるのは、「テニスの王子様」に似てる?
しかし、スポーツ漫画って燃えますよね。
内容★★★★★
2010/10/29 (Fri) 10:35
2007
監督:スティーヴン・ホプキンス
出演者:ヒラリー・スワンク、アナソフィア・ロブ、デヴィッド・モリシー、イドリス・エルバ
原題:The Reaping
上映時間:96分
製作国:アメリカ合衆国
大学教授キャサリン・ウィンター(ヒラリー・スワンク)は奇跡を信じない。今までに彼女が解明できなかった“聖なる”謎は一つもなかった。そんなある日、アメリカ南部の小さな町ヘイブンの教師ダグ・ブラックウェル(デビッド・モリッシー)がキャサリンのもとを訪れ、町の人々が神のなせる業だと信じている一連の不可解な出来事を解明してくれるよう頼む。その小さな町で起きた、一人の少年の不可解な死。そして事件と同時に真っ赤に染まった川の水。それはまるで旧約聖書に登場する“十の災い”の始まりそのもの。その後も立て続けに起こる“十の災い”に酷似した怪奇現象は科学的説明のつかないものばかり・・・。町中を覆い尽くした恐怖と疑惑は、死んだ少年の妹ローレン(アナソフィア・ロブ)へと向けられ、そして村人たちは信じ始める。『この少女を葬れば、町は救われる』。さらに、キャサリンの古き友である神父(スティーブン・レイ)が発した恐るべき警告。『その少女を殺らなければ、世界は終る』。そして、一連の怪奇現象の謎の真相に近づくにつれ、キャサリンはヘイブンに隠された、恐ろしい真相を知ってしまう・・・。
宗教がらみのホラー。ありがちですね。
恐怖感はあまり感じませんでしたが、虫嫌いの私にはあの映像はきつかった。これでもかというくらい虫が出てきます。
神と悪魔。たしかに普遍のテーマなのでしょうが、この構図にはちょっと食傷気味かな。
CGばかりに頼らず、もう少し何かアイデアがほしかったですね。
内容★★★
2010/10/29 (Fri) 09:56
新潮社
2010年9月
どうしてそんなことを?と訊かれたならば、魔がさしたから、としか答えようがない。縄はどんな抱擁よりもきつく、私の躰と心を抱きとめる。そう、縄さえあれば、私はひとりで生きていける―。ラバースーツ、ごみの塊、そして縄etc.ちょっと特殊な性のかたちを求める女性たちを描く5篇。R‐18文学賞第7回大賞受賞作を含むデビュー作品集。
なんというか、世の中にはまだまだ私の知らない事だらけだなというのが実感です。
自分の寂しさを、足りないものを満たすために取る方法はいろいろあるのですね…。
描写がとてもリアルなので、行為に共感は持てなくても、気持ちはわかった気になってしまいます。
「みんなひどく個人的なことをごみ収集車と分けあって、そうしてどうにか生き延びてきたのに、誰も収集車のことなんて気にかけてすらいない。」
いろんな視点、いろんな感じ方、考え方があるんだなぁ。自分が今まで捨ててきたもののことなんて、確かにあまり考えたことはありませんでした。
侮れない本です。
なんとなく、視野が広がった気がしました。
内容★★★★
2010/10/28 (Thu) 16:51
講談社 少年マガジンKC
2007年7月
講談社 少年マガジンKC
2007年9月
講談社 少年マガジンKC
2007年11月
講談社 少年マガジンKC
2008年2月
講談社 少年マガジンKC
2008年4月
⑥一軍昇格を果たした沢村は、その責任と重圧を感じながら、地獄の夏合宿を迎える! 壮絶な練習量についていくのがやっとの1年生トリオは先輩たちの必死の努力に、なみなみならぬ「覚悟」を痛感させられる。そして合宿の仕上げとして組まれた練習試合で降谷、沢村の登板が決まった……。
⑦強豪校、大阪桐生との練習試合。相手のエースを三振に取り、試合の流れを一気に引き寄せた降谷と御幸。その後を引き継ぎ、ついに沢村の出番が来た!!青道に入るきっかけとなった御幸に「自分を認めさせたい」という強い思いで投げる沢村。マウンドで確かな成長を見せるも、新たな課題に気付くことに……!!
⑧合宿最終日の練習試合。エースとして覚醒しつつあった丹波を魔の一球が襲う!!丹波が戦線離脱を余儀なくされ、チームに走る動揺。緊急事態で1年の沢村の双肩にも重圧がかかり……。青道、エース不在の危機――。それでも夏は待ってくれない!この苦難をチーム一丸となって乗り切ることができるのか!?いよいよ、甲子園予選開幕!!
⑨甲子園への長き道程。青道打線 vs.精密機械・楊舜臣(ようしゅんしん)、ベスト8を懸け、激突!!
エース不在という不安要素を抱えながらも名門復活を賭けた青道高校の地区予選大会がスタート!初戦では降谷の先発に続き、沢村も堂々公式戦デビューを果たした。続く3回戦も圧勝し、好調な滑り出しの青道。だが、次の相手は完璧な制球力で精密機械の異名をとる楊投手擁する明川学園!初回、降谷の弱点を突き、先取点を奪わんと牙を剥く!!
⑩地方予選4回戦。冷静に青道を攻略する明川学園・楊!青道は痛恨の先取点を許し、明川学園必勝パターンに引きずり込まれる。同時に夏の日差しが、先発・降谷の体力を限界に追い込み……。「最後まで投げぬきたい!」――仲間の声援に応えようと執念を燃やすもピッチャー交代の声が……!降谷の悔しさを引き継ぎ沢村がいよいよ、登板!!この継投が、流れを変えることができるか――。
いよいよ地区大会。
一軍に抜擢された1年生3人はどこまで頑張ることが出来るのでしょうか。
頼れるチームメイトと監督、そして他校のライバルたち…。
目新しさはないけれど、だからこそ安心して読める漫画とも言えるかもしれませんね。
内容★★★★