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2009/09/14 (Mon) 10:51

2008

1972年2月、日本中がテレビに釘付けとなった。5人の若者たちが、長野県軽井沢の「あさま山荘」に立てこもり、警察との銃撃戦を展開したのだ。彼らは、革命に自分たちのすべてを賭けた「連合赤軍」の兵士たち。その後、彼らの同志殺しが次々と明らかになり、日本の学生運動は完全に失速する-。ベトナム戦争、パリの5月革命、文化大革命、日米安保反対闘争、世界がうねりを上げていた1960年代。学費値上げ反対運動に端を発した日本の学生運動も、三里塚闘争など、農民や労働者と共に、社会変革を目指し、勢いを増していった。活動家の逮捕が相次ぐ中、先鋭化した若者たちによって、連合赤軍は結成される。
あの時代に、何が起きていたのか。革命戦士を志した若者たちは、なぜ、あそこまで追いつめられていったのか。なぜ、同志に手をかけたのか。なぜ、雪山を越えたのか。なぜ、山荘で銃撃戦を繰り広げたのか。あさま山荘へと至る激動の時代を、鬼才・若松孝二が描くいた本作は、2008年ベルリン国際映画祭「フォーラム部門」招待作品に選出され、第20回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門では作品賞を受賞した。


漠然としか知らなかった事件を知ることができたという面では勉強になりました。
また、警察側からの一方的な視点ではなく、連合赤軍側から描いているという部分でも、この作品の存在価値は大きいといえるのではないでしょうか。

私がまったく予備知識がなかったせいか、巷で言われているような赤軍寄りには感じなかったのですが…。
行動や理念にも共感は持てなかったし、仲間の粛清ばかり行って徐々に自滅の道へ進んで行くさまは悲しいだけでした。
狂信的な面はオウムとも重なりました。
最後に民間人を巻き込み、言い訳をしている様は、もう革命の大義の欠片さえ見られませんでした。
無関心で俯瞰的な現代よりも、いろいろなことに疑問を投げかけ行動するのはすごいことだとは思いますが、結局行き着く先がこういうふうでしかないなら、何か悲しすぎます…。

内容★★★★



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