2011/09/08 (Thu) 15:27
新潮社
2011年7月
マキとフミは、できたてホヤホヤの「新米きょうだい」二人の心は、近づいたり離れたり、すれ違ったり衝突したり…こんなふうにして、わたしたちは少しずつ家族になっていく。母を亡くした小学四年生のフミ。親の離婚で苗字も学校も変えなくてはならなかった六年生のマキ。それぞれの父母が再婚して「家族」となった二人の少女が過ごした始まりの日々を、やさしく見つめる姉妹小説の決定版。
家族になりたいとは思っていても、些細な事ですれ違ったり、素直になれなかったり、遠慮したりと、うまくいかない、ぎこちない状況の描写がとってもリアルでもどかしいくらいでした。
血が繋がっていようがいまいが、楽しくやっていくためには努力が必要ですよね。
なかなか思うようにはいかないかもしれないけれど、そのうちきっと…。
内容★★★★★
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