2009/12/29 (Tue) 10:36
2007
監督:山下敦弘
出演者:夏帆、岡田将生、柳英里沙、藤村聖子、夏川結衣、佐藤浩市
英題:A Gentle Breeze in the Village
上映時間 121分
かわいくて面倒見のいい中学2年生の女の子・右田そよが暮らす村は、何もないけど人々の温かさが感じられる土地。そよが通う学校は小中学校合わせても、全校生徒がたった6人の分校だ。生徒たちは、年齢は違ってもみんなが家族のよう。そんな平和で穏やかだった学校に、ある日、東京からカッコいい男の子・大沢広海が転入してくる。そよにとっては初めての同級生とあって期待に胸を膨らませるが、都会育ちでとっつきづらい大沢の、マイペースで遠慮のない言動に驚いてしまう。
夏になり、子供たちはそろって海水浴へと出かけた。海への近道を避けるそよたちと反対に、大沢だけが近道であるもう片方の道へ進む。その近道は地元では有名な心霊スポットの“橋”があったのだ。そこで起きたちょっとした事件で大沢に助けられ、さらに彼が昔から近所に住んでいる “田浦のじっちゃんの孫”と知ると、次第に大沢に対して親しみを覚えるそよ。だが、なぜかそよの父・一将は、彼との付き合いに激しく反対する。どうやら、そよの父と大沢の母・美都子は、過去に「何か」あったようだ……。
大沢との初めてのキス、秋祭り、バレンタインデー、東京への修学旅行、そして高校受験。大沢やみんなと歩いた通学路、机を並べて過ごした教室――。中学卒業が近づくにつれ、そよと大沢は……。
タイムリーで読んでいた、くらもちふさこさんの同名漫画が原作です。
当時、まさか映画になるとは夢にも思っていませんでした。
等身大の描写がとても好きで、本当にほのぼのしていていい感じの漫画でした。
少し記憶は薄れていて確かではないけれど、原作の良さを殺さず、うまく仕上がっていると思いました。
雰囲気もそのままに、細やかなエピソードが丁寧に取り上げられています。
純粋で汚れがなく、素朴で可愛くて、そんな生徒たちの生活が描かれています。
方言のイントネーションも心地よく、その点が表現できる分、映画のほうが勝ちかも知れませんね。
でも、そよのお父さんと大沢君のお母さんのエピソードは中途半端になってしまっている気がします。この点が気になる場合、原作を読んで補填しましょう。
どうしよう、漫画読み返したくなってしまいました。
大沢君のイメージは若干違う気がするけれど、まあこれはこれで。
内容★★★★
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